Re: 死刑制度について |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/6/17 12:33 >>17 私が東京にいた頃、知人の20代女性が未成年男子2名に乱暴されて大けがが負い、その心のダメージがもとで2年後に自殺しました。彼らはは殺人は犯しませんでしたが、彼女はそれが原因で人権の根幹を破壊され、死を選ばざるをえなかったのです。 彼女の人権の根幹を奪った彼らに、私は今でも彼らの人権の根幹で償って欲しいと願っております。30年も前の出来事ですから報復感情などはありませんが、彼らが今、幸福に生活しているとしたら、なんと言うか、人権の不平等のようなものを強く感じるからです。 戦後の民主主義の導入で、この国でも人権が錦の御旗のごとく尊重されるようになりましたが、殺人犯の人権と、被害者や罪のない一般人の人権はまったく別の次元で捉えるべきと思われます。ですから、殺人者の人権も別次元では尊重しなければなりません。しかし、私個人としては、彼女の人権を蹂躙し無にした犯人の人権と何なのか、これが今もってよく理解できません。 あなたの言う殺人者の人権論が悪人正機説にも似た過激なヒューマニズムから派生したものであれば、それはあくまでも観念論の世界にだけ留めておくべきもので、それを制度思考にまで持ち込むと、かえって罪無き人の人権無視を招く危険をはらむことになるような気がします。 罪無き一般人の人権論ではなく、別次元の殺人者の人権論から極論を言えば、「殺人者に死を持って償ってもらう」、これもその殺人者のもつ、人間としての尊厳や権利を尊重してやることにつながるのではないでしょうか。人間には死をもって償う権利もあります。 |