県中央メーデーに来賓出席せず 道路財源巡る連合VS仁坂知事・大橋市長が影響かも? |
投稿者: 和ネット 投稿日時: 2008/4/24 11:21 第79回メーデー県中央集会は、県内最大の労働組織「連合和歌山」による実行委主催で26日、和歌山市で開かれるが、昨年大会に来賓出席した仁坂知事と大橋和歌山市長は、欠席する。その背景には、道路特定財源を巡る連合和歌山と、仁坂知事らとの対決姿勢が影響しているとの推測もある。連合は、市民生活に響くガソリン税などの暫定税率復活を許さない政策を明らかにしており、今回の県中央集会も、村上正次会長が、あいさつの中で、この問題に触れる予定だ。一方の仁坂知事は、同財源の復活に政治生命を賭けており、来賓あいさつすれば、当然、暫定税率の復活を目指すと明言し「がちん対決」になりかねない。参加者の暫定税率反対のプラカードに囲まれ、同じく来賓あいさつをする民主党県連代表藤本真利子県議は、暫定税率復活反対をぶちあげる反面、大橋市長は、仁坂知事と同じあいさつすることになりかねない。 一方、県と県市長会などは、税率復活を求めて25日から5日間、全市町村一周行進リレーをするので、世情を考えれば、知事も市長も来賓参加を遠慮したのではないか、と思えてくる。 仁坂知事は、昨年メーデーでは知事当選後ーで初出席し、大橋市長は、選挙で連合の推薦もあり、例年出席していた。県秘書課は、仁坂知事の欠席の理由について「メーデー当日は、県立紀北工業高体育館の竣工式に出席するため」と説明。大橋市長は当初、出席を回答していたが、その後、不参加を回答し、知事も市長も副知事、副市長の代理出席とするという。大橋市長の欠席の理由は、見当たらない。連合和歌山も知事、市長に軽く見られたものだ。背景に税率復活の件があるとすれば、それなり分からぬ訳ではないが、労働者と政策面で遊離していることは間違いない。連合では「知事、市長の欠席は労働者の反発を招く」と怒りを隠さない。連合和歌山は25産別で196単組約3万3000人。同メーデーには約1万人が参加する見通し。 |