| 和歌山市長選 大橋氏が圧勝再選 県議補選は民主藤本氏と無所属前岡氏が金的 |
投稿者： 和ネット 投稿日時： 2006/7/31 0:30 和歌山市長選と県議補選は３０日投開票が行われ、うち、市長選は現職と前職、新人の前県議ら過去最多の６人が争い、現職の大橋建一氏が圧勝して早々と再選を決めた。次いで、前県議の宇治田栄蔵氏、山下大輔氏の順で競り合い、前職の旅田卓宗氏が後を 追った。県議補選では、民主公認の藤本真利子氏、無所属新人の前岡正男氏が当選し、共産公認の奥村規子氏が次点となった。投票率４４・４２％(前回４８・１６％)。市長選では過去最低の投票率となった。 開票結果▽市長選＝�‖膓況�一７１、１１２��宇治田栄蔵２４、２９７��山下大輔２３、９１９�の硬賃扈。隠粥■横沓広ケ閉構咯治隠坑毅境�山路由紀８８２ 市長選では、自民、公明、民主、共産、社民の各政党が自主投票となり、全候補が無所属で戦ったが、大橋氏は１期４年の実績が評価され、圧勝した。大橋氏は、前回各政党の推薦を得たが、今回、各政党が自主投票に転じたものの、市自治連合会や県内最大の労働組織「連合和歌山」や、自民党員市議５人を含め市議の大半の支援を受け、政党によらない市民ぐるみ選挙戦で末広がりに票を拡大させた。 財政破綻が心配された前市長の旅田氏が進める公立大学構想の白紙化や、和歌浦の石泉閣事業の廃止を含む市政の負の遺産処理による財政再建などが市民の共感を呼んだ。これに対して、宇治田氏は、自民の推薦を現職との相打ちで得られず、この点は大橋氏とも互角だが、肝心の自民市議の協力は２人だけで、市選出の県議では、山下直也氏だけが応援。市外の下川俊樹自民党県連幹事長ら県議数人の応援はあったが、ほとんど戦力とはならなかった。 自民党県連の幹部らが、前回選挙で、旅田下ろしのため、大橋氏を担ぎ出しながら、この４年間の市政に瑕疵がないのに、党員候補の宇治田氏にテコ入れし、大敗を喫したことで、来春の統一地方選や参議院選を前に「これでは戦えない」と批判する党員も多い。しかも、和歌山市民の多くは、自民県議主導の森林づくり県税の導入や、県議定数の４６人維持など減員運動に背を向けた自民党県連の態度に強い反感も強く、これらを巡る公明の反発もあるなど、自民を取り巻く環境は厳しい。大橋当選バンザイの壇上には、前回のような世耕弘成参議院議員ら党県連幹部や国会議員の姿はなく、木村良樹知事や隣接の中村慎司・紀の川市長らが当選の喜びをかみ締めていた。記者会見で木村知事は「大橋さんの財政再建などに取り組むまじめな態度が市民に支持されたものと思う」と最大の賛辞を贈った。敗退した宇治田氏は、一部企業が選挙事務所を取り仕切るような状況に、利権絡みを匂わすようなうわさが流れマイナス材料となった。山下氏は、宇治田氏に迫る得票だった。前回、宇治田氏とともに現職大橋氏を支援しながら、今回批判に転じ、出馬することに対する市民への説得力を欠き、出馬の出足が遅れたことも影響したようだ。宇治田氏は「選挙を通じて市民が宇治田に期待する声が強かったが、その声を反映させられず、私の不徳とするところ」などと敗戦の弁。「今後市民の声を反映させる政治に心がけたい」などと述べ、来春の県議選出馬に含みを持たせた。一方、県議補選は共産の奥村氏が敗退したが、来春の県議選本番で雪辱を狙う。自民に擁立候補はなく、民主党藤本氏勢いが目立った |
