Re: 和歌山県の経済の現況、状況、景気 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2008/6/12 17:50 商標登録:中国で加工食品など3分野に「和歌山」 国に対策を要望−−県 /和歌山 ◇背景に日本のブランド力、農産物輸出には影響も 中国で、「和歌山」が商標登録されていることを県が確認した。加工食品など3分野で登録されているという。県産業振興課は「今のところ中国に農産物の輸出はなく、直接の影響は発生していないが、問題が発生した時には各団体と協力して取り消しなどの対応をしたい。関連商標の先行取得も検討する」としている。 中国では、第三者から「青森」「鹿児島」などといった日本の都道府県名など地名が、商標出願されるケースが相次いでいる。青森県は03年、異議申し立ての手続きをし、認められた。日本のブランド力が背景にあるとみられるという。 「和歌山」が登録されているのは、科学や電気制御などの機械器具▽加工した植物性の食品と調味料▽飲食物、宿泊施設の提供−−の3分野。国などから連絡を受け、県が確認したところ、機械は01年、他の二つは06年に登録されていた。同課は、関連する生産団体に状況を伝えるなどした。 食品流通課によると、県内から中国への農産物輸出は、検疫で規制があるため実現していない。台湾向けは、昨年から輸出が始まっているという。この商標登録で将来、影響があるとすれば農産物が考えられ、同課は「海外で日本産の果物などは『高品質』の代名詞となっている。品物に統一のマークを付けるなどブランド力を育て、守ることを検討する必要がある」としている。 また、県は、国際ルールを踏まえた正当な運用に向け、中国政府と協議を行うなど対策を講じるよう国に要望した。「特に中小企業にとって、対応にかかる多額の費用と労力は大きな負担」とし、外国地名の基準明確化、地理表示の保護の厳格な運用を求めた。 特許庁は今月4日、中国での商標問題について、マニュアルの作成、現地相談窓口の設置など、総合的支援策を発表している。 毎日新聞 2008年6月12日 地方版 http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080612ddlk30040575000c.html |