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大分の教員不正汚職  和歌山の場合は

投稿者: 和ネット 投稿日時: 2008/7/21 18:45

大分県教委の教員採用汚職事件に関連して、和歌山県の山口裕市教育長は記者会見で「県議や国会議員秘書の求めで、教員採用試験の合否を事前に流していた」と明らかにし、今後は公平を欠く事前通知はしないとして謝罪したが、和ネットの調べでかなり以前は、教員採用の不正が常習化していたことが分かった。いずれも不正採用を頼んだ複数の元県議、元国会議員秘書らの証言によるものだ。
 それによると、教員採用試験の結果は、約二十年の以前、筆記、面接などの試験の成績によって、正式採用の「A合格」と、産休などの欠員による補欠待機の「B採用」と二段階に分けられていた。このうち、「B採用」は、父母や後援者から頼まれた県議らが、いかに正式採用に滑り込ませるかが、手腕の発揮しどころだったとされる。
  また、父母から「教員にさせたい」と依頼を受けたある元県議会議長は、実際、本人と面接し、やる気を確認の上で引き受け、いったん産休の代用教員に滑りこませた後、正式採用された。毎年、複数の父母から同じような依頼を受けて、願いを叶えた。依頼者の中には、同じ選挙区の3人の県議全員に声をかけていたという。情実採用後の頑張りで、現在、校長に出世している例も。
 さらに昭和50年代、教員採用などの教育人事を取り仕切ったとされる2人の大物県議のうち、1人は元県教育委員で、別の1人は元県教委事務局出身でそれぞれ県議会議長、同副議長も勤めた。
 金銭絡みのうわさも多く、地元紙に「県警が内偵」と書き立てられたこともあった。県教委で隠然とした力を発揮し、腹心の人を教育長に就任させたとの評判も立った。教育長退職後は、県関係団体委員に就かせるなど面倒見もよかったとされる。
 元県教委幹部の話では、公務員の定年制がなかったころは、教職員課から退職を勧められた高齢教員は、自分の息子の教員採用を条件で退職をОKする例も多かったようで、これなども不正・情実採用だろう。さらに別の元県議は、「当時の議員の仕事の大半は支持者の依頼を受けて教員、県職員などの人事関係、建設関係の入札に力を貸すのも主な政治活動であった」と述べた。 
 教員試験の事前通知は、県議にも支持者をつなぐ大きなメリットがある。父母から「教員にさせたい」と頼まれ、それが適わなくとも事前通知があれば、それなりの努力を認められ、感謝もされる。元県議は「その情報を数時間前に知れば、この間、今判定中。何とかして、もぐりこませたいと努力している」とリアルタイムに父母に報告した後、「強引に突っ込みました」と「朗報」を流せば最高のパフォーマンス。父母は「先生のお陰です」と感謝感激。そこに金銭絡みの邪悪な憶測もでるかも知れない。現職の県議は「合格を事前通報して父母から喜ばれウイスキーを頂いた。断れず戴いたが、呑まないので他の人にあげた。何よりも票が欲しかった」。
 かつて不正人事が当たり前だった時代から見れば、県教委の事前通知は、ある意味では、不正絡みの「激減緩和」のかも知れない。
 先の元県議は次のように述べた。「教育幹部の師弟の面接試験を部下が判断を迫られ厳しくするか、甘くするか微妙だが、筆記を含めて採点の情報公開はない。当時は、不合理を合理化するのが政治でもあったし、票にもつながった。今は不合理を許さない厳しい時代となった。昔のわれわれは自分の足元とその周辺の人たち納得させるよう頑張りつつ、その達成感を味わったものだ。しかし、形式だけの公正、改革だけではだめだ。改革派の木村県政は、清潔を売り物にしたが、結局はあの通り汚れていた。県民は現政権を含めて、何処にひずみがないか鋭く観察することも必要ではないか。昔は当たり前だと思っていたものが、今は通用しなくなった。政治のありよりようが大きく変わった」――と。



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