Re: 2014衆院選 |
投稿者: ナツノコ・なっちゃん 投稿日時: 2014/12/20 23:35 選挙のシステムを変えれば、これを少しは改善することはできるだろう。 なぜなら各種の世論調査が示しているように、 政党別支持率や内閣支持率と選挙結果がいつも大幅に乖離していることは明白だからだ。 民意を全く反映できない選挙システムの中では、 少数派による政治活動は全く機能することができないのである。 しかしながら、このシステムが都合のいい多数派はけっしてこの仕組を見直そうとはしないだろう。 したがって、しばらくはこの不合理な選挙を通して政治が続いていくことになるだろうとしか思えない。 そして、もしそれが変わるとしたら その時は現状の多数派が取り返しのつかないような失敗を犯した時だろうから、そのことを考えるのもまた余り楽しくはない。 だから、ぼくは敢えて投票に行かない人たちに「投票しろ」と言うつもりはない。 自分が投票に行くのは、 投票してたとえ必ず敗北するとしても、 この意味のない「手続き型合理性」にひとまず従うことによって、自分が言いたいことを発言する権利を担保するという消極的な理由しかないのである。 つまりは、「投票もしていないくせに、俺達のやることに反論するな」と言われないためにだけ投票所に行くのである (また「選挙に意味がない」と言えるのは、原理的に投票している人間だけである)。 同じように考える人は投票すればいいし、そうでない人は別に行かなくていいと思っている。 投票率が低いということだって、ある種の民意の反映なのだ。 だって、本当に今の選挙なんて無意味なんだもの。 どうせ何の変化も起こらない。 投票率が常に20%を切るようになったら、さすがにこのシステムをこのまま維持することはできなくなるだろう。 安倍政権を倒さなくてはならないと言っている人たちだって、 本音では今回の選挙では自民党が大勝するに決まっていると思っているのだから、 これもまた「手続き型の反政府キャンペーン」に過ぎないのではないのだろうか? |