ヤフー:検索結果削除の新基準を公表 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2015/3/31 8:41 ヤフー:検索結果削除の新基準を公表…いじめ被害など 毎日新聞 2015年03月30日 19時49分(最終更新 03月31日 02時45分) 大手ポータルサイト「ヤフージャパン」を運営するヤフー(東京都港区)は30日、検索結果の削除を求められた場合の新しい基準を発表した。削除は「表現の自由」「知る権利」とプライバシーを比較衡量して判断するが、検索結果に一般人の非公表の住所や電話番号、長期間経過した軽微な犯罪に関する情報などが記載されている場合は削除する方針。同社が、こうした基準を明文化して外部に公表するのは初めて。31日から適用する。【尾村洋介、横山三加子】 インターネット上の個人のプライバシーを巡っては、欧州司法裁判所が昨年5月、米グーグルに検索結果の削除を求めた(「忘れられる権利」判決)のを機に議論が活発化。ヤフーは昨年11月に有識者会議を設置し、対応を検討してきた。 ヤフーの新たな基準は、検索結果の削除を求めた人が(1)公的な人物(議員や一定の役職にある公務員、企業や団体の代表・役員、芸能人、著名人など)か一般人か(2)未成年か成人か−−などを考慮。さらに、プライバシー保護をより重視すべき性的画像や病歴、犯罪・いじめ被害の情報と、「表現の自由」や「知る権利」の保護の要請がより高い前歴・逮捕歴といった過去の違法行為の情報を切り分けて判断する。また▽情報の公益性や社会的な意義・関心の程度▽情報掲載時からの時の経過−−なども考慮する。 また、プライバシー侵害とされる情報が掲載されているウェブページへのリンク情報は、ページの管理者に削除を求める判決か決定がなされた場合に基本的に削除するが、個人が特定できるリベンジポルノなど、権利侵害が明白で重大、緊急対応が必要な場合は、こうした判決・決定がなくても削除するとしている。 ヤフーに情報削除を求めたい人は、同社のウェブサイト内の情報提供フォーム、または書面で申請する。 ◇米グーグルでは削除は個別対応 米グーグルは、ネット上の検索結果の削除について、ガイドライン「削除ポリシー」に基づき申告ごとに個別対応している。グーグルは、削除対象の例として銀行口座番号やクレジットカード番号など、機密性の高い個人情報をあげている。また、性的な画像など「不適切な画像」についても削除対象になっているほか、著作権法違反など法的に問題がある場合も削除することがあるという。 一方で、ヤフーでは削除対象となる住所や電話番号については、グーグルでは削除対象に入っていない。 世界各国でサービスを展開しているグーグルは、国や地域の法令などに基づいて対応している。このため欧州では「忘れられる権利」の判決を受けて、同権利専用の申告窓口をネット上に設けて対応している。 http://mainichi.jp/select/news/20150331k0000m040060000c.html http://mainichi.jp/select/news/20150331k0000m040060000c2.html |