海難1890 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2015/10/21 1:02 特別先行上映会チケットに行列 日ト合作映画「海難1890」 1890年に和歌山県串本町樫野崎沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号を題材にした日本トルコ合作映画「海難1890」(田中光敏監督、製作・配給=東映)が12月5日に公開されるのを前に同町は11月、同町串本の町文化センターで特別先行上映会を開催する。 10月19日は同センターなど2カ所で上映会のチケットが先行販売され、購入者が列をつくった。 町民を中心に地元で最初に映画を見てもらいたいと、町が特別先行上映会を企画し、東映の計らいで実現することとなった。 この日、チケットを販売したのは11月23日の午前10時、午後1時半、午後7時と25日の午後7時から上映する一般向けの4回分。 これとは別に24日は同町と古座川町の小学4年生〜中学3年生、25日の午後は串本古座高校生を対象にした上映会もある。 先行販売は同センターと串本町役場古座分庁舎で行われた。 1枚1100円で1人5枚まで。 同センターでは販売開始の午後1時には約200人が列をつくった。 販売ブースは上映の日時によって四つに分けられた。 購入者はチケットと一緒にチラシも受け取り、約1カ月後の先行上映を心待ちにした。 午前10時半すぎ、同センターに一番乗りした同町串本の太司喜美子さん(68)は 「嵐の夜、遭難したエ号乗組員が灯台へ上がって来た時、樫野の人らは驚いたと思う。 救出劇のシーンなどに期待している」 と話した。 11時ごろから並んだ同町串本の林和美さん(56)は、友人の分を含め2枚を購入。 「日トの深い友好関係に興味があり、映画はぜひ見たいと思っていた。 映画を応援する巨大トルコランプ作りプロジェクトにも参加、協賛している。 町とトルコの友好について、町民は知っているが国民は知らなすぎると思うので、日本でも教科書に載せるなどしてほしい」 と話した。 映画にエキストラとして参加し、炊き出しにも協力した町トルコ文化協会の丸石恵子会長(66)は、チケット5枚を購入。 「映画を機会に両国の友好関係がさらに深まることを願うと同時に、殺伐とした世の中なので世界中の人に見てもらいたい。 串本での撮影期間中、協会員でトルコ民族舞踊を披露し、トルコの俳優に感激してもらったこともあり、思い入れが強い。 エキストラには協会員や知人もたくさん参加したので、探すのも楽しみ」 と話した。 この日は販売終了の5時までに同センターで871枚、町役場古座分庁舎で336枚が売れた。 21日以降はこの2施設に加え、町役場本庁舎企画課、町観光協会、古座観光協会でも午前9時〜午後5時に販売する。 土日曜と祝日を除く。 電話での予約や販売はできない。 売り切れ次第終了となる。 町企画課によると、座席は上映4回で計2368あり、この日の先行販売で約半分が売れた。 担当者は 「大勢に時間前から並んでもらい、関心の高さを感じた。 特別先行上映会まで1カ月ほどあり、特に町内の人に買ってもらいたい」 と話した。 問い合わせは町企画課(0735・62・0556)へ。 ◇ 田嶋勝正町長は先行上映で鑑賞する串本古座高校生向けの事前学習会として、20日に古座校舎、21日に串本校舎で講話する。 映画公式サイト http://www.kainan1890.jp/ 県内の映画館では <和歌山県> 和歌山市 ジストシネマ和歌山 073-480-5800 イオンシネマ和歌山 073-456-5055 御坊市 ジストシネマ御坊 0738-32-3230 田辺市 ジストシネマ田辺 0739-24-0717 新宮市 ジストシネマ南紀 0735-31-3939 で上映予定。 |