Re: KAEN |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2016/2/18 17:47 ![]() 「選んでいただく」 2009年07月01日(水) テーマ:経営者の半生を描く!経営者100人の原点 今日ご紹介する経営者は、田中完兒(たなかかんじ)さん スペシャルカーブティック Kaen(有限会社佳園/和歌山県和歌山市舟津町3丁目4番地 ) 代表取締役です。 私は20歳から10年以上トヨタディーラーで働いた経験があるので車業界の予備知識は持ち合わせているつもりでしたが、業界を離れて十数年、時代は変わっていました。 そのお店はとても洗練された雰囲気と活気ある店内が印象的で、販売のみならず整備工場・板金工場まで備えていたのです。 ひと言でいうと中古車販売店と言うよりはカーディーラーという印象でしょうか。 応接室で待つこと数分、現れたのは写真の通りノーネクタイながらもパリッとした方でした。 物心ついた頃から関西電力へ勤める父に「高校を出たら関電へ就職しろ」と言われ続けるのですが、素直に「ハイ」という気にはなれず、目指したものは「父とは違う仕事」でした。 そこで探し当てたのが「司法書士事務所」です。 自動車業界という今の業種を考えると思わず「エッ?」と聞き返してしまいました。(笑) 当時はバブル経済真っ只中で不動産がらみの仕事が多く忙しい日々を送るのですが、デスクワーク中心のその仕事はもともと行動派の性格には中々馴染みません。 そんな折、自分の愛車を買い取ってもらうために母の知人が営む中古車販売店を訪れるのですが、その店主との出逢いが人生を変えます。 昔から車好きだったと言う事以上にそのライフスタイルに憧れます。 自由な服装に自由な時間、乗りたい車に乗って仕事をするその姿は会社勤めしか経験していない青年には別世界の人に見えたのかもしれません。 その店主との付き合いが続く中、21歳の時に始めてオークションを経験しブローカーとしてスタートをします。 その手を抜かない性格とバブル景気とが重なり買い手を見つけてはオークションで仕入れ、見つけては仕入れる。 それを繰り返しながら資金を蓄え24歳にメイン通り沿いではないですが自分の店を持つ事になります。5台の展示車を並べて。 その後28歳で国体道路沿いへ拡張移転するのですがスタッフが増えた分、人の問題でギクシャクします。 「どうすれば」と同時に「なぜここで働いてくれているのか」を思ったとき考えが変わります。 それは「スタッフを信頼する」でした。 それから人の入れ替わりは無くなります。 37歳、満を持して現在の場所に土地を購入し店舗を構え現在に至ります。 お客様の便利を追及し、メーカーにも縛られず、アフターメンテナンスの整備工場。さらには板金工場までも備え、それらと経営者の手を抜かない性格が重なり合い、お客様から選ばれる「車のワンストップサービスショップ」となっているのだと感じました。 あなたのお店(会社)は選ばれていますか? 〜今日の言葉〜 商売は選ばれてナンボ http://ameblo.jp/hamaguchi-blog/entry-10442432340.html |