明恵上人讃迎会 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2016/3/19 10:37 明恵上人鑚迎会趣意書 我が国仏教の精華は、鎌倉時代に至りて絢爛たる 光彩を放ち、高僧碩徳雲の如く輩出し、之を前にし ては源空、慈圓、圓位、栄西等あり、之を後にして 俊?、道元、日蓮、辯圓、道隆等あり。その中間に 重源、聖覚、親鸞、辯長、証空、貞慶等出でて、各 々法幢を飜へして一方に雄視せり。此時に当りて此 等の高僧と相互し、正法復興の大施を樹立し、猛然 として崛起したるは我が明恵房高辯上人なりとす。 上人は、賢首の宗の既倒を再興し、また三密の秘 奥を探りて深く其源底に達し、三学円成、威儀整粛 縦の弊風を矯め、吾人修養の質とし、兼ねて思想教化 の上に一台貢献する所あらんとす。頼に江湖同感の 士は、 翼賛協力せられんことを庶幾ふ。 昭和六年正月十九日 *********** 昭和六年、上人七百年遠忌を中心として、浜口恵 璋氏らその高徳を慕う余り、郷党各位の援助を得て、 「明恵上人讃迎会」を組織し、法隆寺貫主佐伯定胤 老師を総裁と仰ぎ、その学徳を慕い学び、また八所遺 跡の保護修覆等に活発な活動をされました。然るに 戦後人心移り変わり、又諸先輩の多くは他界され、八 所遺跡その他の貴重な遺跡、遺物等も今にして保護を 加えなければ、いん滅に瀕せるものもあり、まことに 寒心にたえません。 このため、私達有志の者相はかり、再び先輩諸氏の 志をついで奉賛の業を興さんとするものであります。 何卒貴台の賛同を賜ります様伏してお願い申し上げます。 昭和四十年八月八日 明恵上人讃迎会発起人一同 http://ameblo.jp/tairasyouben/theme2-10095939579.html |