Re: 新宮建設部関係工事は談合疑惑いっぱい |
投稿者: 和ネット 投稿日時: 2008/10/2 18:54 県が談合防止策で6月から実施している公共工事の条件付一般競争入札の全面導入をかいくぐり、東牟婁振興局建設部で7月に行なわれた県工事2件の談合情報の落札率がほぼ一致したため、この入札を無効としたが、この前後(7月中)に行われた同部県工事の大半の落札率が、県の平均落札率を大きく上回り、市民オンブズマンわかやまが指摘する談合疑惑ラインを超えていることが分かった。 同オンブズマンは、落札率が予定価格の90%を超えれば、談合「灰色」で、95%を超えれば談合は「ほぼ間違いない」と指摘している。ところが、7月実施の新宮建設部の無効入札とは別の16件の工事の入札率は、県が一般競争入札を全面導入した今年6月以降7月末までの県工事の平均落札率84・8%を大きく超えて、殆ど95%前後。このうち、落札率88・6%の2件を除くすべてが92・8%以上で、中には県内最高の落札率96・5%もあった。 県によると、新入札制度を実施以してから8月31日現在、平均落札率は84・8%で、昨年度の同87・3%を2・5ポイントも低下した。競争の激化から、いわゆる叩きあいなどが原因で、入札不成立が全体の3・9%の7件もあり、昨年度の49件(2%)の倍近く増えた。その最中に相次ぐ高落札率に談合疑惑が向けられそうだ。談合情報で入札無効とした2件は、7月23、25日の入札で、匿名情報では、いずれも93・5%予告していたが、うち1件は最低応札価格は92・96%(4100万円)、もう1件は同94・8%(4510万円)で「落札業者」名が一致した。同建設部では「談合情報による入札無効とした2件以降、落札率は低くなっている」と言っている。 |