Re: 商工ローン大手のSFCG一括請求被害 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2008/10/9 22:12 商工ローン大手SFCG、市場に不安説…株価7割減 営業利益、前年同期比43.8%減 SFCGの大島健伸社長は商工ローン問題で国会に証人喚問されたこともある=1999年12月14日、参院財政金融委員会 東証1部上場の商工ローン大手、SFCG(旧商工ファンド)が投資家から不安視されている。同社株は10月1日の終値で4610円を付け、今年2月の年初来高値(1万7200円)から7割強も下げているのだ。経営破綻した米証券大手、リーマン・ブラザーズから一時、巨額の借り入れをしていたことが売りを誘ったほか、本業の不振も株価下落に拍車をかけたようだ。 SFCGが株式市場から注目されたのは、同社の2007年7月期の有価証券報告書で、リーマンからの短期借入金が単体ベースで734億3300万円となっていたため。これは、単体ベースの短期借入金全体(821億円)の9割近くに相当した。 その後、リーマンからの借入金は大幅に減らしていたものの、市場では「リーマンから借り換えできなくなるので、資金繰りが悪化する」との懸念が拡大。 SFCGの株価はリーマン破綻翌日の9月16日に840円安、17、18の両日はともに1000円ストップ安と暴落。12日に8500円(終値)だった株価は、18日には5660円(同)まで下げ、わずか3日間で33.4%も下げた。 焦ったSFCGは18日、「積極的に返済・借り換えを行ってきた結果、リーマンからの借入金は現時点で52億9000万円まで減っている」との緊急リリースを公表した。SFCGは3月にドイツ銀行などに400億円の新株予約権付社債を発行するとともに、短期借入金を減らした結果、リーマンへの依存度は減っているとみられる。 ところが、SFCGが9月24日に発表した08年7月期連結決算で、本業のもうけである営業利益が前年同期比43.8%減の202億円となり、今度は本業の不振がクローズアップされることになる。 営業利益が大きく減ったのは、貸倒引当金などの損失が07年7月期よりも計306億円も増えたため。SFCGは「サブプライムローン問題による急激な信用収縮リスク、日本の不動産市況が急激に悪化したリスク、2010年に貸金業法が新法に移行するリスクという『三重苦』に適切に対処するため、大幅な貸倒引当金を積み増すという超保守的な決算を断行した」としている。 SFCGは決算と同時に持ち株会社設立や株式10分割を発表し、株価のテコ入れに懸命だが、肝心の株価は低迷したまま。それどころか、「株式市場でSFCGの経営不安説が未確認情報として流れる始末になっている」(証券会社幹部)という。 同社の株価は9月29日、とうとう5000円を割り込み、10月1日は4610円と終値ベースでの年初来安値を更新して取引を終えた。 SFCGは10年ほど前、同業の日栄(現ロプロ)とともに強引な取り立てが社会問題化し、大島健伸社長が国会に証人喚問されたことがあった。02年に社名を商工ファンドからSFCGに変更し、投資事業などにも進出。大島社長は現在も関連会社を通じて同社株の約53%を保有している。 ZAKZAK 2008/10/02 (夕刊フジ) http://www.zakzak.co.jp/top/200810/t2008100236_all.html |