Re: 和歌山県の経済の現況、状況、景気 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2009/7/19 0:11 住金和歌山、新高炉に火入れ──「新第2、来春には着工」 2009/07/18配信 住友金属工業は17日、和歌山製鉄所(和歌山市)の新第1高炉の火入れ式を開き、生産を開始した。同製鉄所での新高炉の稼働は1969年以来40年ぶり。隣接地に計画中の新第2高炉について同製鉄所の田中丸和男所長は「当初の計画通り2012年度下期の稼働を目指し、来春には着工したい」と述べた。 火入れ式には下妻博会長、友野宏社長ら同社幹部や設備関連企業の関係者、仁坂吉伸知事ら地元の行政関係者、地域住民ら約200人が参加。熱風を吹き込む羽口に火のついたたいまつを投入し、操業の安定と安全を祈った。 新第1高炉は11日に稼働を止めた第4高炉を引き継ぐ。現在稼働中の第5高炉と合わせた粗鋼生産能力は年450万トンとなり50万トン上乗せされる。第4高炉を撤去した後に新第1と同じタイプの新第2高炉を建設し、第5高炉を停止。最新鋭の高炉2基体制で能力を年520万トンまで引き上げ、生産効率も高める計画だ。 世界的な景気低迷を受けて鉄鋼需要は落ち込んでいるが、主力のシームレスパイプ(継ぎ目なし鋼管)は石油会社などとの長期契約が多いうえ、提携先企業への半製品の供給が下支えとなり、同製鉄所の生産は比較的安定している。 新第2高炉の着工延期の可能性について田中丸所長は「今のところまったく考えていない。予定通り第4高炉が冷却する10月ごろから撤去作業を始める」と話した。新第2高炉など第2期の設備投資額は1150億円で、今後も地域への波及効果が見込まれる。 (日本経済新聞) http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news000924.html |