「国会議員が口利き依頼」和歌山前知事が供述 業者選定など便宜か |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2006/12/19 8:26 和歌山県発注工事をめぐり収賄容疑で再逮捕された前知事の木村良樹容疑者(54)が大阪地検特捜部の調べに対し、工事の受注業者選定や県職員の採用などをめぐって、複数の県選出国会議員や有力県議から依頼を受けたと供述していることが18日、分かった。木村容疑者は依頼を受けた議員について具体名を挙げているといい、特捜部は、前知事に対する議員による口利きの実態について慎重に調べているもようだ。 木村容疑者はこれまでの調べに対し、談合への関与や収賄容疑について認めており、談合の動機について「和歌山での地盤づくりのためだった」などと供述している。 特捜部はこうした供述を受け、木村容疑者が選挙での支援をめぐり、支援者らに対して継続的に便宜を図っていた可能性があるとみて捜査。その後の調べに対し、複数の県選出国会議員や有力県議から口利きの依頼を受けたとの供述を始めたという。 木村容疑者は口利きの内容について、県発注工事の受注業者選定や県職員の採用などに関するものだったと説明しているという。 木村容疑者は平成12年と16年の過去2度の知事選では、国会議員や県議らの支援を受けて当選しており、こうした支援に対する見返りや自らの支持基盤固めのため、議員からの口利きを受けた可能性がある。 特捜部は、議員からの具体的な依頼の経緯などについて慎重に捜査を進めるものとみられる。 http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya121901.htm |