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Re: 民主党てぇ、財源はどうするの?

投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2009/9/23 15:05

■ダム建設の目的は治水と、首都圏への水供給!?

八ッ場ダムは、利根川中下流部の洪水被害を軽減することと、東京、埼玉、千葉、茨城、群馬の1都4県に合わせて122万t/日の都市用水を供給することを目的として建設されることになっています。
しかし、ダムの構想が浮上したのが半世紀前の1952年、現在のダム計画がほぼ出来たのが1965年頃で、もう、ひと昔前の計画です。
 その後、時代は変わり、ダムの必要性もダムに対する考え方も大きく変化しました。

■ダムは群馬の景勝地を湖底に沈めます。

 八ッ場ダムは、利根川の支流、吾妻川(あがつまがわ)の中流部に建設されます。ダムは「関東の耶馬渓」と称される美しい吾妻渓谷の大半を湖底に沈めてしまいます。
吾妻渓谷は奇岩、怪岩が並び、四季それぞれに趣きのある自然を楽しめるところで、毎年、大勢の人々が散策を楽しんでいます。国の名勝・天然記念物にも指定されています。

■すぐに埋まってしまう、何の役にも立たないダム。

 ダムは土砂の堆積でその機能が次第に小さくなっていくため、未来永劫使えるものではありません。
八ッ場ダムの場合は、直近の下久保ダムの堆砂実績と中和生成物の流入量から計算すると、50年で夏期の利水容量は半減し、80年で埋まってしまいます。
いずれは土砂で埋まり、機能を失うダムをつくって何の意味があるのでしょうか。

■首都圏はすでに水が余っています。

 首都圏の都市用水の需要は最近10年近くほぼ横ばいが続いています。今後は日本の総人口が2006年にピークを迎えるのに伴って、首都圏の人口も頭打ちになり、その後は少しずつ減っていきます。
したがって、近い将来に水需要が横ばいから漸減傾向に変わることは必至です。
一方で水源開発が次々と行われたため、今は水余りの時代に入っているのです。

■渇水時におけるダムの役割は大きくありません。

 渇水時には湖底があらわになったダム湖がマスコミで報道されるため、渇水への恐怖心が煽られ、もっと沢山のダム建設が必要と思うかもしれませんが、それは間違いです。
 渇水時の川の流れを維持しているのは主に森林であって、ダムの役割は大きくありません。ダムを建設するよりも、保水力がより大きい広葉樹林を中心とした森林の整備に力を注ぐべきです。

■強酸性河川の中和生成物の沈殿池も兼ねる八ッ場ダム。

 吾妻川は強酸性の河川です。硫黄鉱山の開発(今は廃鉱)と強酸性温泉の湯量の増大で昔より酸性度がひどくなったといわれています。
1964年に草津温泉の下流に中和物を注入する工場と中和生成物を沈殿させる品木ダムがつくられました。それにより、流出硫酸の約半分が中和され、吾妻川中流のpHは4レベルになっています。
しかし、品木ダムは中和生成物の堆積でその寿命はそう長くありません。八ッ場ダム自体が中和生成物の沈殿池を兼ねることは必至です。

■利根川水系の治水にとっても不要です。

 利根川の治水計画は半世紀以上前、1947年のカスリーン台風の大洪水を想定してつくられています。
しかし、この大洪水は戦時中、山の木の乱伐がもたらしたもの。今では森林の生長とともに洪水の出方がずいぶんと小さくなりました。
しかも、堤防の整備が進んだため、新たにダムをつくらなくても利根川が氾濫することはありません。

■八ッ場ダムは由緒ある温泉街をズタズタにしてきました。

ダムのために苦痛の日々を送り、疲弊してきた五十年の歴史。
 八ッ場ダムの話が浮上したのが1952年、その後、吾妻川の酸性問題で一時立ち消えになりましたが、東京オリンピックがあった64年に中和工場が完成し、ダム問題が再燃しました。
地元の人々は長い間、ダム反対の姿勢を堅持しました。しかし、それは精神的にも肉体的にも大変な苦痛を伴うものでした。ダム起業者の手段を選ばぬ切り崩しに対抗するため、対策会議と抗議行動に追われる日々が続きました。
何をするにもダム問題が関係し、片時もダムのことが頭から離れることのない日を送ることを余儀なくされました。やがて、疲弊した人々はダム建設を容認せざるをえなくなりました。

■社会資本の整備が停止される水没予定地。

 ダム水没予定地は基本的に社会資本の整備が停止されるため、生活の不便さが増大していきます。
いずれは水没するのだから、整備をしてもムダになってしまうという理屈ですが、それは一方で、「ダムにいつまでも反対するから生活が不便になっていくのだ」と、予定地の人々をダム容認に変えるための恫喝の手段でもあるのです。八ッ場ダムの予定地も例外ではありません。
 このように水没予定地の人々は、ダム予定地に指定された時から長年にわたり、精神的にも経済的にも大きな損失を受けてきているのです。

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