Re: 今後の和歌山市 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2009/10/26 0:33 東横イン進出 迎え撃つホテル 和歌山市中心部 安価・利便性 地元取り込みで対抗 和歌山市中心部で、シティーホテルの競争が激化しつつある。安価な宿泊料金で全国展開する「東横イン」が来年7月、JR和歌山駅東口近くに進出。迎え撃つ既存のホテルも「健康」や「文化」をキーワードに、サービスの充実に余念がない。景気低迷や新型インフルエンザの流行など、ホテル業界には逆風が続くが、地元の利用を伸ばして生き残りを図る。(上野綾香) 東横インでは、現在、13階建て総部屋数191室のホテル建設が進む。ビジネス利用の宿泊客をターゲットに、安価な料金と、駅前の利便性、どこでも同じ設備を利用できることなどがセールスポイントだ。全国に約210店を展開しており、店舗がないのは和歌山など3県だけという。同社広報部は「和歌山への進出は念願だった。稼働率75〜80%を目指したい」と意気込む。 一方、既存のホテルは、地域の顧客を意識した企画を、積極的に打ち出している。 9月に10周年を迎えた同市湊通丁北の「アバローム紀の国」は、県内の牧場で取れた牛乳や卵を使ったデザートなど、地産地消のプライベートブランド商品を10種類開発、販売を始めた。11月には、県立医科大保健看護学部の教授の指導で開発した「減塩ヘルシーメニュー」も提供する。 同市七番丁の「モンティグレダイワロイネットホテル和歌山」は、「シネマサロン」として、宴会場で映画上映会を定期的に開催している。和歌山城に近い立地を生かし、17、18の両日に開かれたライトアップイベント「竹燈夜」にも協力した。駐車場の壁をスクリーンにして、高野山や熊野古道の映像を流したり、ホテル内でコンサートを開いたりして盛り上げた。 今年度上半期(4〜9月)の同市内のホテル平均稼働率は67・6%で、前年同期に比べて1・8ポイント減少。特に4月は約10ポイント落ち込んだ。 モンティグレの細見恭司総支配人は「県外からの宿泊客だけでなく、地域に愛されるホテルでなければ、生き残れない」とみる。「和歌山には多くの観光地があるのに、地元の人にも案外知られていない。ホテルがその情報の発信地になっていきたい」と話している。 (2009年10月25日 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20091024-OYT8T01089.htm |