Re: 民主党てぇ、財源はどうするの? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2009/12/28 16:52 財政破綻すると日本はどうなる? 富裕層は海外逃亡し、物価上昇が年金生活者を直撃か ■日本は財政破綻していない論 日本の財政は悪化の一途をたどっている。 たしかに日本の財政は悪化している。それでは政府が使ったお金はどこへ行っているのか? 実は、企業と家計の懐に「貯金」という形で累積している。 「貯金」を預かる金融機関は、その資金を運用する必要に迫られる。低成長、デフレの日本では、買ってある程度の利回りが出るものは「国債」しかない。「財政支出は回り回って国債に投資されるので、赤字は問題ではない」、これが楽観論者の論理だ。 ■財政悪化がもたらす「甘くない現実」 財政は悪化の一途をたどっており、それは今後も続いていくだろう。当面は大丈夫かもしれないが、状況はどんどん悪化していく。その過程で何が起きるかを考えてみよう。 ■お金持ちが一番先に逃げていく お金持ちは、資産をいろいろな形で保有している。株式であったり、不動産であったり、外貨であったり、いろいろな形で分散して保有している。日本の財政が危ないと分ったとき、彼らには資金を移動させる能力と知識がある。 もし彼らがすべて海外に逃げてしまった後、日本国内には何が残るのか? 今の政党力学を考えると、当面消費税アップなどの増税が行なわれることは当面ないと考えている。「消費税が上がらなければ問題ないか? 」というとそんなことはない。別の形で生活者はコストを支払う必要に迫られる。 財政悪化が続き、日本から資金が流出すると為替は円安になる。すると、外国から輸入するものすべての値段が上昇する。 たとえば、1ドル=100円で輸入していた小麦が、1ドル=200円の円安になってしまうと、100円で買えた1ドル分の小麦を得るのに200円かかるようになる。このような円安に起因する物価上昇により、年金生活者や低所得者に大きな影響が出るのだ。 財政赤字は資金流出による円安と物価高で解消。政府は消費税を上げる必要はないが、けっきょく国民全員が財政コストを負担する必要に迫られる。 ■政府による政府のための徳政令「デノミ」 貨幣発行権を持つ政府による究極の方法だ。通貨単位の切り下げと言われるが、「新通貨発行」と言った方がいいだろう。 一番影響を受けるのは、タンス預金をしている人、次に影響を受けるのは、金融機関に預金をしている人だろうか。「紙の貨幣」という形で資産を保有していた場合、文字通り紙くずになってしまう。 つい先日、北朝鮮でデノミが行なわれた。北朝鮮では資産の私有ができないため、誰もが商売等で稼いだお金を現金で保管していた。それらのお金はデノミですべて紙くずに。言い換えれば国が彼らからその資産を没収したのと同じ効果があるのだ。 |