Re: 和歌山県の経済の現況、状況、景気 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2010/1/8 14:48 南高梅から新品種 県農水技術センターが開発秋から苗販売 自家受粉もOK NK14 ベータカロチン4倍 橙高 県が誇る梅の最高級ブランド「南高」を交配した新品種の開発に、県農林水産総合技術センター果樹試験場うめ研究所が全国で初めて成功し、農林水産省から品種登録された。南高のおいしさを受け継ぎながら、より実が付きやすい利点があり、標高が高い農地などでも収穫が期待できるという。 南高は、皮が薄く果肉は厚く、収量が多い優れた品種。ただし、受精には別の品種の花粉を必要とし、天候の影響でミツバチの活動が鈍い年には受粉しづらい難点がある。同研究所は1999年、南高と、自分の花粉で受精できる品種を交配。約10年かけて双方の利点を受け継いだ新品種「NK14」を開発した。 同研究所によると、NK14の果実はツヤがあり、大きさは南高と同じかやや小さめ。収穫時期は南高より5日前後早く、より高値で売れると期待できる。現在、業者が苗木を育てており、2010年秋から県内の梅農家に販売される見込み。 同時に、南高梅を使ったもう1パターンの交配にも成功し、抗酸化力やシミの改善・予防に有効なベータカロチンを南高の約4倍含む新品種「橙高(とうこう)」を開発した。果実は南高より小さめ。同研究所はメーカーなどと協力し、栄養価の高さを売りにした加工品の開発に取り組んでいる。 同研究所は「南高の優れた特性を受け継ぎながら、これまで栽培には不向きだった土地でも安定生産できる新品種ができた。橙高は、健康食品に活用できれば梅の消費拡大につなげられる」と期待している。 (2010年1月8日 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20100107-OYT8T01383.htm |