Re: 次期参議院選挙の行方は? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2010/6/16 22:19 チェンジの行方:’10参院選/中 自民・鶴保氏陣営 /和歌山 ◇団体のつなぎとめ躍起 頼みの地盤にほころびも 今月3日、参院選和歌山選挙区に出馬する自民現職、鶴保庸介氏(43)の支援者宅に1枚のファクスが流れた。「緊急時局報告・後援会世話人会開催について」。集合日は5日。菅直人首相選出の翌日だ。陣営幹部は危機感を募らせていた。 × × × 政権交代直後、自民県連は反転を図った。09年9月の党総裁選では、全国に先駆けJR和歌山駅前で街頭演説を実施。さらに「じみん住民相談窓口」を県連に初めて開設した。しかし、06年に1万人を割った党員は、09年末現在では6112人。関係者によると、同窓口への相談も4、5件にとどまる。大票田の和歌山市を仕切るはずの衆院和歌山1区総支部長も空席のままだ。二階俊博県連会長は4月の県連大会で「県都を丸々開けっ放しにして県連だなんだ言ったって始まらない」と声を張り上げた。 × × × 政権交代は業界団体との関係も変えた。県病院協会(約180人)や全日本不動産政治連盟県本部(約130人)は、04年選に続いて推薦した鶴保氏に加え、今回初めて民主新人の島久美子氏(54)も推薦した。JAグループでつくる県農政連盟(会員約2000人)も自民支援の方針を転換、自主投票を決めている。ほかにも比例代表で自民の支援をやめ民主に転換する団体は少なくない。 ただ、鶴保氏陣営は選挙区に関してはつなぎとめにかなり成功している。比例で民主候補を支援する日本歯科医師連盟傘下の県歯科医師連盟(約600人)は、比例では中央の方針通り民主を推すが、選挙区では鶴保氏を推薦。比例で自民候補を支援する日本看護連盟は、支持せずと決めた母体の日本看護協会とのねじれに苦しむが、県看護連盟(約1900人)は鶴保氏推薦を決定。「県内は自民で看護協会ともまとまっている」(谷眞子会長)と胸を張る。 一方、09年衆院選比例代表で約9万2000票を県内で得た公明は微妙だ。公明の西博義衆院議員は「うっかり1票、がっかり4年」と民主批判を続けるが、県本部幹部は「推薦の対応は白紙だ。自主投票とも決めないまま公示になることもあり得る」と明かす。 × × × 菅政権樹立後の民主の支持率について、陣営幹部は「予想以上のV字回復。祝儀程度と思っていたが……」。風の行方を注視しながら、鶴保氏は支援者回りやミニ集会を繰り返し、地盤を固める。ただ複数の関係者によると、100人を招集した5月末の後援会の会合には、20人しか集まらなかった。陣営は従来の地盤固めを徹底する構えだが、そこにほころびがのぞくのも確かだ。 (毎日新聞) http://mainichi.jp/area/wakayama/archive/news/2010/06/16/20100616ddlk30010400000c.html |