Re: 次期参議院選挙の行方は? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2010/6/18 4:01 【参院選企画「いざ、決戦へ」】(3)共産党・吉田雅哉 和歌山 2010.6.18 02:23 ■保守層の受け面に 独自色強調 和歌山市内で12日に開かれた共産党の地区後援会の決起集会。「(後期高齢者医療制度を)民主党はすぐに廃止すると公約した。4年も先送りにすることは許せない」。共産新人の吉田雅哉(34)は民主党の対応を厳しく批判した。 「医療費が増えて国に迷惑がかかるから、なるべく病院にかからないようにしている」。あるお年寄りのそんなつぶやきを、吉田は集会や街頭演説などで繰り返し紹介してきた。そして「戦後日本を支えてこられたお年寄りにこんな思いをさせる政治はなんとしても変えたい」と訴える。 自公政権で誕生し、政権交代後も続く後期高齢者医療制度は、独自色をアピールする重要な争点の1つ。会場の張り紙のフレーズはシンプルだ。 「自民もダメ 民主もダメ やっぱり共産党やで」。 ◇ 民主対自民。昨年の衆院選と攻守は変わったが、この構図に埋没せず、どう支持を広げるのか。党の取り組みはその1点に集約されていく。 5月末、党県委員会などは県森林組合関係者らとのシンポジウムを田辺市龍神村で開催した。約160人が集まった。 「森を守りながら生活するにはどうすればいいのか。与党は目を向けてくれない」。そう訴える現場の苦しみに寄り添うことで、これまでほとんど接点のなかった保守層の取り崩しを図りたい考えだ。 党県委員会は、県内各地で演説会や集会を開く従来型の選挙活動に加え、不況にあえぐ農林漁業の現場も訪ねて意見交換する機会を増やしている。 竹内良平委員長は「古くからの支持者でない集会参加者が増えた。政権交代を経て、とくに保守層の様子が変わってきたようだ」と分析する。 ◇ 平成19年の参院選で党が獲得した県内の比例得票は約4万票。昨年の衆院選では民主旋風にさらわれたものの、約4万3000票とやや伸ばした。今回の参院選では7万票獲得をめざす。 竹内委員長は現在の手応えを「民主党とも違う『暮らし重視』の共産党への熱い期待を感じる」。一方で、「どこまで支持につながるか最後まで気を抜けない」と、民主支持率のV字回復の影響を警戒する。 そんななか、期待されるのが若さに加え、子育て経験を持つ吉田の魅力。市民から「若い人にがんばってもらわな」と励まされることもあるという。 自民も民主もいや、そんな有権者の受け皿としての存在感を示せるか。(文中敬称略) (産経新聞) http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/100618/wky1006180225004-n1.htm |