Re: 和歌山県の経済の現況、状況、景気 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2010/7/2 12:18 最高路線価すべて下落 県内7税務署 宅地平均は18年連続 2010年分(1月1日現在)の路線価が1日、公表された。県内7税務署の最高額は、すべて09年分から下落。和歌山税務署は、「地方経済の低迷が続いていることが影響している」と分析している。 路線価は、主要道路に面した宅地、田畑、山林などの民有地1平方メートルあたりの土地の評価額を基に算出。相続税や贈与税の算定基準となる。10年分は県内では、4212地点(09年分4165地点)を評価の対象とした。 県内の最高額は、JR和歌山駅前の和歌山市友田町5の41万円(同43万円)で、1997年から14年連続で最高。96年まで1位だった「ぶらくり丁商店街」の同市本町1の33は、92年は232万円にのぼったが、今年は12万円にまで落ち込んでいる。 前年分との下落幅が最も大きかったのは、JR紀伊田辺駅前の田辺市湊(12万円)で、09年分から11・1%下落した。阪和自動車道の南紀田辺インターチェンジと接続する田辺バイパス(国道42号)沿いに、郊外型の大型商業施設が相次いで進出しており、同市の商業の中心地が移ってきているとみられる。 また、宅地の路線価にあたる県内の「標準宅地評価基準額」の平均は4万6000円(09年分比4・2%減)で18年連続下落。近畿では滋賀県の4万4000円に次いで低かった。ただし、同基準額は、算定方法が異なる公示地価と価格が大きく乖離(かいり)する場合があることなどから、来年以降は算定しないという。 県地域政策課は、路線価下落の傾向について、JR和歌山駅ビル内に3月、開業した商業施設が好調なことなど、プラス要因を挙げつつ、「今後、下げ止まりがみられるかもしれないが、一部の地点に限られてくる可能性がある」としている。 ◇県内各税務署の最高路線価(09年分比)◇ ▽和歌山市友田町5(JR和歌山駅前)41万円 (4.7%減) ▽海南市名高(中央通) 10万円 (4.8%減) ▽御坊市湯川町財部(国道42号) 7万3000円(7.6%減) ▽田辺市湊(JR紀伊田辺駅前) 12万円 (11.1%減) ▽新宮市新宮(市道丹鶴町中央通線) 9万9000円(1%減) ▽橋本市東家6(国道24号) 9万5000円(4%減) ▽有田市箕島(JR箕島駅前) 7万3000円(7.6%減) (2010年7月2日 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20100702-OYT8T00066.htm |