Re: やっぱり短命の菅政権 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2010/7/6 13:37 重要人事でグループに禍根? 早くもグラつく菅政権の足元 2010年7月1日 週刊文春 鳩山政権が早期に崩壊したのは、鳩山由紀夫前首相のみならず、平野博文前官房長官ら側近グループのお粗末さも一因だった。普天間基地移設問題でも側近同士の意地の張り合いがあった。古株の側近である牧野聖修衆院議員が前首相の意を受けて徳之島案の根回しを進めていたが、ホワイトビーチ案を模索していた平野氏はそれを黙殺。グループのまとめ役、中山義活前首相補佐官も両者を調整できず、事態が進展していないことに鳩山氏が気付いた時には既にタイムアップだった。 「菅政権も同じ過ちを犯しつつある」と鳩山グループの中堅メンバーが指摘する。 「平野さんは鳩山さんが幹事長時代に、スキャンダル処理の手腕を買ってグループに迎えた人物。昔からのメンバーには『平野を重用しすぎだ』という不満があり、平野さんにも『古株というだけで偉そうな顔をするな』という反発があったはず。それが普天間の失敗の遠因になった。今回の菅人事はそれ以上の禍根を残す恐れがある」 その意味はこうだ。鳩山氏はグループから平野氏や生え抜きの松野頼久氏を官邸にいれた。ところが、菅直人首相が起用した仙谷由人官房長官、古川元久同副長官、枝野幸男幹事長はすべて前原・枝野グループ「凌雲会」のメンバー。菅氏を長年支えてきたベテラン側近議員からの起用は荒井聰国家戦略担当相だけだった。 民主党関係者が解説する。 「官房機密費を自由に使える官房長官、党の資金を一手に握る幹事長は非常にうまみのあるポスト。どちらかは菅グループで取ると思っていたが、党の財布のひもを握る財務委員長まで凌雲会の小宮山洋子氏に明け渡してしまった。側近たちが一番驚いていた」 荒井氏や平岡秀夫内閣府副大臣ら側近は「『枝野幹事長』はやめるべきだ」と助言したが、菅氏は聞く耳を持たず。参院選さえ乗り切れば長期政権も夢ではないと、イメージ重視の選挙シフトを敷いた。 「不満を隠さないベテラン組に対して、首相補佐官に起用された阿久津幸彦、寺田学両氏ら中堅・若手が『みっともない。自分のポストがほしいだけじゃないのか』と反発。とげとげしいムードが広がっている」(菅グループ若手) 参院選後か九月の代表選後に行われる見通しの党人事・内閣改造の行方次第で、菅グループの空中分解という事態もあり得ないではない。 |