Re: 和歌山県の経済の現況、状況、景気 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2010/9/11 22:19 マグロ養殖商業化で提携 資源の減少が懸念されているクロマグロの「完全養殖」の技術を開発した和歌山県に水産研究所がある近畿大学と、大手商社の豊田通商が技術協力することで合意し、クロマグロの完全養殖の技術を活用して商業化に乗り出すことになりました。 両者の会見によりますと、豊田通商は長崎県五島市にクロマグロの養殖を手がける子会社を設立し、和歌山県の近畿大学の水産研究所が開発した「完全養殖」の技術を使って、人工的に卵からふ化させた稚魚をいけすで幼魚まで育てます。 クロマグロの養殖は天然の幼魚を捕獲して育てるのが一般的ですが、卵からふ化させた稚魚による完全養殖の技術を活用して商業化するのは世界でも初めての試みになるということです。 クロマグロをめぐっては、ことし3月に開かれたワシントン条約の締約国会議で、大西洋クロマグロの国際取引の全面禁止を求める提案が議論されるなど、資源管理の強化を求める声が国際的に高まっています。 近畿大学の水産研究所の村田修所長は「大学単独では限界があり、商社と提携することでクロマグロの養殖事業を拡大していきたい」と話しています。 また、豊田通商食料事業部の貸谷伊知郎部長は「国際的に規制の強化が求められている中でマグロは『獲る』時代から『育てる』時代となっており、その先べんをつける事業にしたい」と話しています。 09月11日 09時43分 (NHK和歌山放送局) http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043914881.html |