Re: 政務調査費で支出される「事務所費」,「事務費」,「人件費」の支出に関する公開質問状 |
投稿者: 畑中正好 投稿日時: 2007/7/20 11:27 公開質問に引き続いて5月18日に監査請求をしていましたが、その監査結果が7月17日にありました。 監査の結果は、大沢県議と門議員の不適切な支出計約58万円が返納済みあるいは返納中であり,当該不適切な収支報告書の記載が訂正されまた、返納を伴わない収支報告の誤りがあった9議員の収支報告書の記載も訂正されていることから請求の利益が失われているとして,平成17年度分を請求棄却し,それ以外については請求を却下するという不当な結果でした。 しかしながら、この監査の中で、すでに返納済みあるいは返納中とはいえ、05年度に不適切支出と目的外経費の計上があったことが明らかになったことは着目に値します。 大沢議員は36万5654円の返納です。修正した点は、まず、事務所費に計上していた家賃69万6000円を全額減額し、新たに駐車場代4台分33万6000円を計上。新たに計上した駐車場代についてさらに2台分に減額修正したというものです。返納額の計算は、第一段階の修正では、当初の収支報告の総額304万2346円から家賃69万6000円を差し引き、駐車場代33万6000円を加算します。そうすると支出総額が268万2346円となります。故に、年間の政務調査費288万円と支出総額との差額金19万7654円が第一段階の返納額です。次に、駐車場4台分から2台分に修正しますので半額の16万8000円が返納額に加算されて36万5654円となるというのです。 大沢議員の家賃全額の減額は、そもそも家賃の発生がない架空計上であったことを自ら認めたことを意味します。そうすると、架空の費用を計上して公金を懐に入れていたという詐欺に該当する行為が明白になったというものです。同県議の事務所費は、03、04年度にも支出があります。これらの年度においてもこれらと同様の不正が行われていた疑いが濃厚です。この点の真相について大沢議員は、監査結果にかかわらず明らかにすべきです。 門議員は21万40984円の返納です。修正した点は、事務所費に計上していた家賃48万円が併用事務所だったことから、負担額を半額に修正したというものです。しかし、返納額は、当初の収支報告の総額290万5902円から家賃の半額である24万円を差し引くと支出総額が266万5902円となります。故に、年間政務調査費288万円と支出総額との差額金21万40984円が返納額となるというのです。 返納を伴わない収支報告書の修正が9議員あります。その内、須川議員は、事務所費の中に政務調査費の対象外経費である医薬品代が計上されていたことから減額修正していたことが判明しています。 |