Re: がんばれ民主党! |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2010/12/24 16:32 県議選の候補擁立難航 民主の苦悩 参院、知事選の連敗響き 自民業界団体と関係強化 今年行われた参院選、知事選は、自民の2連勝に終わり、昨年の衆院選で県内3小選挙区のうち二つを勝ち取った民主は失速した。来春の統一地方選に向けた動きを各党とも本格化させる中、最大の関心事は県議選(定数42、4月1日告示、10日投開票)で、現在2議席しか持たない民主が、どれだけの候補者を擁立できるか。衆院選直後、全選挙区での擁立を打ち出したが、現時点で候補擁立のめどが立っているのは14選挙区中3選挙区にとどまる。民主県連を取り巻く状況が厳しさを増す一方、自民県連は着々と組織固めを進める。 「県連がどういう政治を目指そうとしているのか分からない」 今月18日、知事選後に初めて行われた民主県連常任幹事会で、副代表の山下大輔県議(和歌山市選挙区)は、岸本周平・県連代表に、厳しい口調で投げかけた。 この席上で、山下県議は「支援者に対して責任が持てない」と、来春の県議選で民主の公認を得ないことを明言。民主関係者に衝撃を与えた。 参院選での完敗に続き、県連幹事長を擁立した知事選でも惨敗した民主の統一地方選候補者擁立作業は、難航している。 2009年夏、衆院選で初当選した直後の岸本代表は、県議選について「無風区は絶対になくす」と発言。厚い支持基盤を持つ自民に対抗するためには、地方議員を増やし、無党派層と連合和歌山頼みの選挙態勢を克服することが必要として、「全選挙区で候補擁立」を高らかに宣言した。 だが、07年の県議選で民主公認候補が立ったのは、14選挙区のうち2選挙区のみ。当選は1人で、無所属だった山下県議が当選後に民主入りした経緯がある。 人材育成のため、民主県連は08年から政治スクールを開き、昨年10月と今年8月には、統一選に向けた候補者公募を行った。だが、公募に手を挙げたのは計十数人。その中で、県議選で擁立出来る見通しなのは女性1人にとどまる。 幹事会後、岸本代表は「厳しいが、出来るだけ多くの候補者を立てる」と述べ、全選挙区擁立をトーンダウンさせるしかなかった。 一方、県議会に30議席を持つ自民は、攻勢を強める。 今月8日、県歯科医師会のメンバーが、自民党県議団の控室を訪れた。同会が要望している「歯科保健推進条例」の議員提案を検討するための条例検討会が、自民県議を座長に発足したのは、その8日後だった。 あるベテラン県議は、「しっかりと要望に応え、しっかり選挙を応援してもらう」と話し、公認候補全員への同会の推薦を期待する。 また、16日には、自民県議らが5班に分かれ、県医師会や県建設業協会など約30の業界団体に直接足を運んで、要望などを聞いて回る活動も行った。 あの手この手で業界団体との結びつきを強める自民。尾崎要二・自民県連幹事長は、次期衆院選を見据えて、力強く言い切る。「県議選での公認候補の全員当選は最低目標に過ぎない」 (2010年12月24日 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20101223-OYT8T00816.htm |