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Re: 知事の多選禁止条例 仁坂知事「弊害の判断は県民が決める」

投稿者: 和ネット 投稿日時: 2007/10/16 21:31

神奈川県議会が知事任期を3期12年までと制限する多選禁止条例案を可決したことで、仁坂吉伸知事は16日の記者会見で、「多選が汚職などをもたらす弊害になると考えるのはナンセンス。多選でマンネリ化しているかどうか、県民が選挙で決めたらよい」との趣旨の意見を述べた。知事の多選だが、和歌山県と神奈川県に面白い共通点がある。和歌山では、かつての「紀洲の殿様」と言われた小野真次が1947年から67年まで。仮谷志良が75年から95年まで、それぞれ知事5選を果たしている。当の神奈川県でも内山岩太郎が1947年から67年、長洲一ニが75年から95年までそれぞれ5選を果たした。両県とも2人の5選知事を誕生させているのだ。例外だが奈良県の奥田良三は、80年まで8回当選し、全国最長知事記録を打ち立てた。本県では、小野が5選の出馬時は、元県議会議長の平越孝一が保革連合で対決し、この時、平越陣営は「川もよどめばボウフラが湧く」を合言葉にした。神奈川県では、内田が小野と同じく5選目を戦ったが、ここは中央政界のボスで当時の建設大臣河野一郎(衆議院議長の洋平の父)の地元だ。河野は地元に限って政敵の内山には歯が立たなかったといわれた。このためか、河野は知事の多選に反対だった。同じく5選批判の旗印に掲げる平越は、河野に援軍を頼んだ。河野派の春秋会のメンバーでもある県選出代議士山口喜久一郎も平越を支援していた。河野建設大臣は、反小野色の強い白浜観光関係者の招きで東京オリンピック開催に絡めた国道42号線の整備視察を名目に白浜入りした。河野は帰途、同国道を北上し、県庁に到着して記者会見をしたが、記者団から「和歌山の印象は」と聞かれ、不機嫌な顔を露わに「見るべきものは何もない。ミカンの木も老朽化し、愛媛、静岡産地の後塵を浴びている」などと語り、小野を震撼とさせた。河野は後日、春秋会派の一員でもある篠田弘作自治大臣に「知事の多選は弊害がある」との談話を述べさせ、新聞を賑わせた。小野は河野と同じく中央政界の実力者、大野伴睦を和歌山に招く。表向きは、小野の後継を意識する高垣善一和歌山市長の奔走で、日本消防協会主催の全国消防大会を和歌山市で開催。協会名誉会長の大野が出席したが、式後の記者会見で、多選問題を聞かれ「知事を選ぶのは県民で、よい知事なら何回やってよいのでは」と、小野を援護射撃した。大野も河野も政界では同じ党人派で、大野が睨みを効かせ、以後、5選問題には中央政界の干渉はなくなった。政権絡みの国取り合戦の党人同士で「小事より大事」を選んだのかもしれない。小野は5選を果たしたものの平越に追い上げられ辛勝した。
 仮谷の5選目は、配下に当時の副知事西口勇、出納長の梅田善彦が一致して支えたこと。よき配下に恵まれたことの一言に尽きると言える。
 改革知事を名乗った木村良樹は、改革とは名ばかり。官製談合の主役で縛についた。
木村も木村後援会も3選を視野に活動していたが、意外な展開となった。
 仁坂知事も当然2選を目指すことだろう。だが、仁坂知事も含め今後、本県で、多選及び3人目の5選知事の誕生は、県民の県政に対する期待と不満の交差、価値観の多様化もあって、非常に困難であることは間違いないだろう。


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