Re: 県内焼肉店166・処理販売施設59に立ち入り調査 衛生基準クリアは販売のみの1施設w |
投稿者: 香川県民 投稿日時: 2011/7/19 18:53 万引きの46% 高齢者w 上半期 独居で交友少なく 県警 行政と連携、社会参加促す 高齢者による万引きに歯止めがかからない。県警がまとめた今年上半期の犯罪情勢によると、6月末現在、万引きの疑いで検挙された容疑者505人のうち46・5%が、60歳以上の高齢者だった。その大半が配偶者を持たず、8割が犯行時に現金を所持していることなどから、県警は、独り暮らしに伴う社会的孤立や生きがいの喪失が犯行の背景にあるとみて、行政機関と連携し、高齢の容疑者に対する社会的支援にも取り組んでいく。(磯江祐介) 県警生活安全企画課によると、万引きで検挙された年代別割合は、2005年までは少年(14〜19歳)の比率が高く全体の3割を占めていたが、同年を境に状況が逆転。高齢者(60歳以上)の検挙件数が09年を除いて常に少年を上回るようになった。昨年は検挙者数の45・3%を高齢者が占め、今年上半期では70歳以上が27・7%、60〜69歳が18・8%で、少年の倍近い数字になっている。 高齢者の万引きを減らそうと、県警は昨年9〜11月、県内14署に万引きの疑いで検挙された高齢者のうち、協力が得られた35人に対し実態調査を行った。 その結果、65・7%が初犯で職業的に万引きを繰り返しているものは少なかった。8割が犯行当時、現金を所持し、生活水準については54・3%が「普通」と回答。昼食前と夕食前に総菜や食品をスーパーなどで盗むケースが多く、経済的不安から節約を図ったとみられる。 配偶者の有無を調べると、51・4%が「なし」、42・9%が「同居」、「別居」は5・7%だった。無職が94・3%を占め、交友関係については、51・4%が「少ない」、34・3%が「ほとんどいない」と答えた。県警は、社会とのつながりが希薄で、規範意識も低くなっていると分析している。 県警では、万引き取り締まりと啓発活動の強化に取り組む一方、取り調べの際、容疑者に県の高齢者生活支援室などの窓口や事業活動を伝え、各種の社会参加活動を促すことなどで更生を後押しし、万引き全体の抑止を図る。 田村正寿・県警犯罪抑止対策官は「警察活動だけでは高齢者の万引き対策は難しい。地域コミュニティーに参加して孤立化を防ぎ、『万引きは犯罪で恥ずかしいもの』という規範意識を再び芽生えさせたい」と話している。 (2011年7月19日 読売新聞) |