<セシウム汚染牛>岩手、栃木、秋田、宮城産からも検出 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2011/7/23 1:56 <セシウム汚染牛>岩手、栃木、秋田、宮城産からも検出 毎日新聞 7月22日(金)21時14分配信 牛肉の放射性セシウム問題で、岩手県は22日、県南部の農家から出荷され京都市の食肉店に流通した牛肉から、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)の2倍を超す1210ベクレルのセシウムが検出されたと発表した。食肉店では既に2.1キロが販売されたという。栃木県で3頭、宮城・秋田両県で1頭の県産牛からも、規制値を超すセシウムが検出された。福島県産以外の肉牛では初めて。 岩手県によると、問題の牛肉は東京・芝浦の食肉処理場で処理後、京都に流通した。京都市の検査でセシウムを検出、この牛は汚染された稲わらを与えられていた可能性がある。 宮城県によると、東京都の食肉業者が18日に仕入れた県産牛肉12.9キロから1150ベクレルのセシウムが検出された。自主検査した業者が都内の保健所に22日届け出た。県北部の畜産農家が6月1日に東京の食肉市場へ出荷した。この農家はセシウムに汚染された稲わらを牛に与えていたことが県の調査で確認されており、複数頭が出荷されたとみられる。 栃木県の3頭は同県那須塩原市の農家が出荷。東京食肉市場で11日に処理され、東京都の2業者が12日に競り落として保管しており、市場には出回っていない。22日の東京都の検査で760〜560ベクレルのセシウムが検出された。この農家は4月6日にも1頭を出荷、東京都が流通先を調べている。 栃木県によると、この農家は、市内の酪農家から4月4日に購入した稲わらを肉牛に与えていた。原発事故後も田に置いていたもので、酪農家は「飼料には使えないと(仲介者に)断って売った」と話しているという。 秋田県の1頭は、宮城県美里町から稲わらを購入していた秋田県内の農家が出荷。12日に食肉処理され同520ベクレルを検出。この牛は354キロが秋田市の精肉店に14日に販売されたが、すべて店内で保管されており、消費者には渡っていない。【宮崎隆、吉永康朗、泉谷 |