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大江参議院議員の民主造反劇は政界再編目論む確信犯だ

投稿者: 和ネット 投稿日時: 2008/1/28 2:48

◇暴れん坊代議士の故玉置和郎のDNAを引き継ぐ
民主党参議院議員(比例)大江康弘が民主党案のガソリン税などの廃止(道路特定財源の暫定税率) に反対し、与党の継続方針に賛成し、党への造反劇を演じている。党代表代行の菅直人が「反対するなら党議員で当選したのだから、議員席を党に返上すべきだ」とクギを刺したが、国民新党代表亀井静香が「党の方針が決まれば議論を許さないのはおかしい。国民を代表する議員の意見も尊重すべきだ」と大江を擁護し、火に油を注いだ。大江は、かなり以前の政治集団「青嵐会」の暴れん坊・故・玉置和郎和総務庁長官の秘書を経験し、けんか早さと駆け引きは、玉置のDNAを引き継ぐ。ガソリン代の値下げは、物価高に苦しむ消費者には朗報だが、地方の道路は未整備のまま。民主案は単なる選挙目当てとする与党の反発もあり、世論は値下げと現状維持による道路整備が必要だとする意見が2分している。ガソリン国会の紛糾が、衆院解散、総選挙の導火線となる予測もある。和ネットは、民主党と、党県連を巻き込む大江騒動の複雑なもつれ糸をひも解きつつ、衆議院選「和歌山の陣」などの関連の底流を追った。この結果、今回の騒動の行き先は、大江が政界再編を視野に民主の同志とともに民主党を離脱、再編へのリーダシップを握ろうとする自身の「居場所探し」にあるようだ。(敬称略)。
◇ 菅代表代行が批判し、国民新党の亀井が手助け
特定財源の廃止については、昨年末、県など主催で反対の県決起大会が、仁坂吉伸知事をはじめ、各市町村長、経済団体、与野党の県選出国会議員7人が参加し和歌山市で開かれ、大江が、「民主の方針は選挙目当て。与党案に賛成し、皆さんと行動を共にする」と明言し、参加者約300人の拍手を浴びた。大江は他に特定道路財源の廃止反対を求める都道府県府県議員らの決起集会にも民主同僚議員と計3人で参加したため、代表代行の菅の怒りは治まらず、大江の議員返上に加えて、昨年の参議院選で、地元和歌山選出の自民党総務会長の二階俊博から支援を受けたため大会に参加したのだろうーなどと発言したため、今度は二階が菅に「何の根拠もない。大江さんにも私にも失礼だ」など抗議し、道路族の国民新党代表亀井の反発とも重なった。
二階の大江支援説に驚いたのは、地元の民主党県連だ。二階など自民党の動きは常に党本部に通報するが、この件を報告したことはないし、問い合わせもなかった。このため、誰が代表代行の菅の耳に入れたのか、発信人探しをする党員もいたという。そこで浮かんだのは、二階の有力支援者で二階後援会会長も勤めたことのある田辺の有力財界人に行き着いた。昨年7月参院選地方区の民主党公認候補の阪口直人の応援をこの後援者が事実上経営する老人福祉施設を訪問し依頼したことがある。同施設代表は、施設の全国協議団体の代表もしていたため、この県内組織分の支援を求めたのだ。この時、すでに比例の大江が、この全国協議会団体の推薦を得ていた。菅の情報の源は、この件しか考えられず、二階が大江への支援は「友だちの友だちは友だち」の関係からきた憶測にしか過ぎず、菅の発言の根拠は薄い。菅の耳に直接入れられるのは、県連では、前代表の岸本周平か、衆院選2区から立候補を予定している阪口しかいない。阪口は菅の遠縁で、衆議院選神奈川17区で自民の河野洋平に敗れた後、菅が阪口を参院選和歌山地方区に推挙した経緯があった。このため、2人のどちらか発震源だと党県連内で勘ぐられているようだ。
その岸本は27日の月曜から毎朝、南海和歌山市駅前で辻立ちをしてガソリン代値下げの暫定税率廃止を訴える。一方、県は暫定税率の延長を求めてチラシを作成し県民に配布する方針だ。岸本は先の知事選で大江から出馬を求められたが、後援会の意見で見送り、候補者も立てられなかったことから、その責任処理で、大江と不仲になった。しかし、岸本は、以前、故中西啓介代議士から、知事選への出馬を勧められその気になったが、諸般の事情で断念したいきさつもある。今後、岸本は、仁坂の人気度によっては、次期知事選に挑戦する可能性もある(党県連幹部の話)ので、ガソリンの暫定税率の是非を通じて仁坂と岸本の対決も興味をそそられる。
◇民主が抱えた大変な爆弾
一方、大江と民主党県連は断絶状態が続く。大江の党県連の会費の納入はストップ。以前なら県連の大会やパーティ券2万円を100枚も負担するなど、大きな財源だったので、県連の台所は苦しい。大江は参院選当時、最高顧問だったものの、県連から応援がなかったため、腹を立てて最高顧問を辞したまま県連との連絡を絶った。参議院選では党代表の小沢一郎は選挙区候補の坂口を応援に二回訪れている。大江には元代表の前原誠司が支援に駆けつけ、選挙には党の主流、反主流の動きを反映したようだった。大江も阪口も比例と地方区の相乗りをせず、選挙カーのすれ違いもなかった。党県連幹部がこのいきさつを解説する。選挙区は県連挙げて応援できるが、労組主体の比例は各労組団体が上部団体の推薦候補を支援するので、大江と二股は架けられない。こうした事情から、小沢代表も地方遊説は選挙区候補に限定するというのだが、大江から見れば選挙の恨みだけが残る。しかも、最高顧問で県連のパーティ券2万円を50枚、100枚も負担するなど、財政的にも支援しているため、当時の県連代表岸本に反発の矢が向けられ、双方はますます犬猿の仲に。そこで次期衆議院選だが、大江ははっきりと、1区岸本2区阪口を応援しないと述べた。そして「大江後援会幹部らは、先の参議院選での県連対応に怒りを感じているので、1区は自民の谷本龍哉、2区は石田真敏を応援するのではないか」とも口にした。
また、大江は小沢代表にも反発する。岸本が小沢派閥の一心会に所属している。大江は、昨年の国民投票法では与党案に賛成した。今回に限らず自民が提案した新テロ特措法に賛成だが、自身の考えから参院採決を棄権した。同じく小沢代表も棄権しているが、この方は、大阪府知事選応援のための棄権で、与党との対決姿勢に関わるため、党代表の行動は、与野党から批判を浴びた。票を捨てたに等しく、大江は、週刊誌に「小沢代表の資質を疑う」と厳しいコメントを寄せ、自分の棄権との質の違いを述べた。
そればかりか、昨年12月、小沢代表が所属議員ら45人を引率して訪中し、湖錦濤主席から大歓迎を受けてへりくだった態度だとして週刊誌に取り上げられた時、「国辱的だ」との趣旨のコメントもした。大江は台湾派で、日本台湾安保経済研究会事務局長も務めている。昨年9月、都内で開かれた台湾研究フォーラム(日本李登輝友の会など主催)では講演をした。この時、大江は小沢代表について「政策は社民、共産党と変わりがない。民主はバラバラでまとまりがない。チャンスが到来してもそれを生かすどころか、自らピンチへと変える。民主党には政権は任せられない。この政党が政権をとったら1週間でこの国は終わり」と民主批判を繰り返し、「本当は私も民主党を辞めたいのです」と締めくくった。最近では、大江が国会の廊下で小沢とかち合うとあの強面の小沢が避けて通るとも言われている。民主党からすれば、大江の参院当選は民主党公認で実現したもので、自民など他党から出馬すればあの大江票だけでは、100%落選した筈で、恩をあだで返されたようなもの(県連幹部)と批判する。しかし、大江の反党行動は政界再編をにらんだ確信犯とも言える。二階から選挙の応援を受けたとする菅代表の勘ぐりをはるかに超えて、二階と大江が政界再編で意気投合している光景が浮か上がってくるようだ。民主党は大変な爆弾を抱えた。



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