Re: 和歌山 これはちょっとな |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2008/2/15 22:50 談合余波で議会説明を異例のドタキャン 和歌山県 和歌山県が2月定例県議会で提案予定だったトンネル工事契約の議案を、議会への説明直前に削除したことが15日、わかった。落札した業者が県発注工事をめぐる平成18年の官製談合事件で、損害賠償の請求相手の奥村組(大阪市)だったためで、県は入札自体を無効にする方針。県技術調査課は「こうした業者との契約は不適切で県民の理解を得られないと判断した」と説明するが、異例の“ドタキャン”に関係者からは「もっと早く判断できたのではないか」との声も出ている。 同課によると、問題の入札は昨年12月に実施された国道425号「福井1号トンネル工事」(同県田辺市)。入札には奥村組と県内業者でつくる共同企業体(JV)など4JVと1社が参加し、奥村組のJVが予定価格の77%にあたる15億150万円で落札した。 その後の今月5日、県は木村良樹前知事ら4人と奥村組を含むゼネコン22社が談合に関与したとして、総額約9億7050万円を連帯して支払うよう請求した。賠償金の納付期限は21日で、県は請求が拒否された場合は提訴する。 県によると、奥村組は2件の工事で談合に関与していたことが公判で明らかになり、うち1件は奥村組のJVが予定価格の96・8%で落札していた。ただ、これらの工事は競売入札妨害罪では立件されなかったため、奥村組は県から指名停止処分を受けていない。 このため、県としては入札の段階で奥村組が入ることは容認していたが、損害賠償を請求した後に、「事件として立件されていないとはいえ、損害賠償請求の相手方と契約を結ぶことは、県民から批判されかねない」との意見が一部の職員から出た。 県は当初、15日午前の議会運営委員会で、2月定例議会に提出する議案を説明する予定にしていたが、14日になって削除を決めた。今後、県と係争中の業者は発注工事の入札参加を認めない方針にするという。 今回の県のずさんな意思決定について、ある県議は「入札後に賠償請求先が確定したとはいえ、あらかじめ参加資格についてはしっかりと議論しておくべきだったのではないか」と話している。 (産経新聞) http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya021509.htm |