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Yahooにアエラの記事が載っていました。

投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2006/7/6 19:27

二階大臣の海産物支配
元は小沢氏側近で、自民党では出戻り組なのに、いつの間にか実力者の一人に。
トップに君臨する経産省で権力の源泉を調べていくと、中国との太いパイプ以外にも――。

〈大臣の地元からクジラが届きました。都合のつく方は、出席してください〉
 という「お達し」が省内に回されたのは昨年暮れだった。12月27日午後6時から経済産業省17階にある大会議室で盛大に開かれた鯨の試食会。二階俊博経産相の地元・和歌山県の太地町から、300人分の鯨料理のフルコースが持ち込まれたのだ。
 調理をしたのは、太地町が経営する国民宿舎「白鯨」の料理長と、町役場から付いていったスタッフ数人。
「前々日から泊まり込んで、朝7時から用意を始めたんですが、試食会が始まると、見る見るうちになくなりました。最初は、課長さん以上の方が来られていたんですけど、だんだんその下の人たちも集まってきて、大盛況でしたよ」
 出された鯨料理は、おなじみ竜田揚げ、鯨刺しはもちろん、鯨飯、鯨汁、鯨のごまあえ、鯨のタタキ、鯨串カツ、珍味では尾羽毛(鯨の尾ひれ)、さえずり、うねす、それに鯨のカツをパンにはさんだバーガーの全11品。
 その時の記念写真を役場で見せてもらうと、相当、豪華絢爛な様子だが、費用は?
「和歌山県下を中心に、学校給食などを通じて鯨料理の普及活動をしている太地町開発公社の予算で主に賄いました。鯨は調査捕鯨用のを提供してもらっていますから、まあ、50万円もかかっとらんでしょう」(町役場の担当者)


久々の大ヒットに
 確かに、太地町は、400年の歴史を持つ日本の捕鯨発祥の地。とは言え、今では貴重な鯨肉がこんな形で、しかも格安とは言え事実上の税金で、特定の人たちだけに振る舞われるなんて、いいの? という気がしないでもない。
「捕鯨の町を二階さんがいろいろと宣伝してくれて。ほんとにありがたいことですよ」
 と、三軒一高町長はすっかり心酔している様子。そして、その実力者ぶりに喜んでいるのは、地元ばかりではない。
 二階氏は衆院議員8期目の67歳。小沢一郎現民主党代表とともに自民党を割り、新生党から新進党、自由党、保守党と渡り歩いて、03年に自民党に復党した。
 小泉政権下では党総務局長として去年の総選挙を仕切り、その論功行賞もあって入閣。靖国問題で日中関係が冷え込む中、最近では親中派の一人としても存在感を発揮し始めているが、それを一番歓迎しているのが、経産省の官僚たちだ。
「経産省が各省のとりまとめをするのは、小泉内閣になってから皆無でしたからね。張り切ってやっていますよ」(財務官僚)
 この「とりまとめ」とは、財政・経済一体改革の屋台骨の一つに位置づけられている経済成長戦略大綱のことを指す。と言っても、一般の人には「何のこっちゃ」なのだが、永田町と霞が関にとっては目下の重大問題の一つ。政府の経済財政諮問会議の中では、与謝野馨経済財政・金融担当相と、竹中平蔵総務相が主導権争いを繰り広げていた。そこに割って入ったのが、二階氏。与謝野氏と、もう一人のキーマンである中川秀直自民党政調会長を交えてひそかに調整を進めて、5月11日には二階氏を中心に取りまとめることを明記した3者直筆サイン入りの合意文書が取り交わされたのである。
 その結果、7月にまとまる政府の骨太の方針にも盛り込まれることになり、事務レベルでは経産省の産業政策局を中心に、各省との折衝が行われることになったのだ。
 久々の大ヒットに、経産省内は沸いている。
「何もかも、二階大臣のおかげ、あの人はすごい、と絶賛しています。特に、杉山次官などは、二階大臣が何か言うと、それをまるごと復唱しながら、『〇〇ですか、大臣、さすが、すばらしいですね』と持ち上げまくってます」


梅酒には派閥名
 そうした省益確保に、冒頭のような気配りも重なり、経産省の官僚たちをすっかり掌握している感じなのだ。鯨だけではない。事あるごと、やはり、地元・南紀名物の秋刀魚寿司やかまぼこなどの練り製品、紀州みかん、紀州梅を使った梅酒などが省内などで振る舞われる。
 その中で、特に注目を浴びたのは、梅酒。「新しい波」という二階氏の政策グループの名前がラベルになっているのだ。
 製造元は、和歌山県田辺市の食品会社だが、販売元は「株式会社日本観光総研」とあり、住所は東京都千代田区平河町の砂防会館。二階氏もかつて所属した旧田中派の拠点、現在は二階グループの事務所が入るビルである。田辺市の食品会社にいきさつを聞いた。
「2年前、二階さんが派閥を立ち上げたあと、本人から提案されて作ったんです。『新しい波』という商標登録は二階さんのほうでやって、そのラベルを張って、出している。昔から、社長とも仲が良かったし、それじゃあ、やりましょう、ということでね」


大臣室には置き和室
 720ミリリットル入りで2600円。ほかに、360ミリリットルの小瓶は非売品で、主に二階グループのパーティーなどで配られる。地元御坊市の後援会長が言う。
「昔から気のつく人で、地元の企業も、よくアイデアをもらいましたよ。練り製品だったら、『ジャンボコ』っていうのがあるんですけど、面白いでしょ」
 それは、長さ1メートルもあるかまぼこ。二階氏が「大きいのを作ってみたらどうか」といって、出来たという商品だ。受注生産で、年に何度か二階氏が、『祝〇〇』などの文字を形作ってもらい、贈り物などに使っているという。
「他にも、広い床にポンと置けば、和室になるという『置き和室』っていうのを考案した御坊の工務店があるんですが、それも、大臣室に作ってくれた。外国人が訪ねてくるときには、そこに案内しているそうです」(後援会長)
 経産省関係者によると、
「あ、それは、中川昭一前大臣が、酔っ払ったときに横になるソファベッドを置いてあった部屋にあるやつですね」
 とのこと。


ブリには「各局5人」
 マグロの刺し身が出ることもある。もちろん、二階氏の地元で捕れたもの。南紀・勝浦は、日本でも指折りの近海マグロの水揚げ港だ。勝浦の後援会幹部が言う。
「二階さんから、送ってくれってよく頼まれますよ。仲買人に直接頼んで競り落としてもらうんです。会合の日取りは決まってるから、1週間前くらいから、機会を見計らって確保するんですよ」
 さらに、和歌山からだけとは限らない。春先には、経産省内で再び、こんなお達しが回った。
「井脇ノブ子議員の実家で釣れたブリが届きましたから、各局5人ずつ来てください」
 去年の「刺客選挙」で初当選し、すっかり二階グループの顔になった井脇氏の実家は大分県佐伯市の細長い半島の先端にあり、今でも、井脇氏の兄(76)が漁業で生計を立てている。手法は、昔ながらの一本釣り。兄が、照れくさそうに言う。
「ああ、うん、送った。たくさん釣れた日に5匹送ったんよ。二階先生にもお裾分けで。いろいろ世話になっとるからな」
 井脇氏の東京事務所によると、5匹のうち、6、7キロもある大きな2匹を大臣室に届けた。
「午前中に着いて、午後一番で持って行ったら、夕方にはファクスで、『急遽、ブリ・パーティーを開きますから、都合の付く方はおいでください』と案内状が経産省から来た。うちがさっき届けたブリだ、ってびっくりしましたよ」(井脇議員の秘書)
 つまりは、地元も経産省も派閥もまとめての海産物「支配」。ただ、こうした行事で、膨大な作業を押し付けられる事務方は大変そうだ。
「今年1月、『一日経産省in和歌山』っていうイベントを、やっぱり二階さんの地元でやったんですけど、官房長以下ぞろぞろ十数人も連れて行かれて。二階さんの地元の御用聞きじゃないんですからねえ。それに、最近では親中ぶりをアピールし過ぎるせいか、中国への武器輸出制限の解除まで強く求められ、担当者は、そのたびに説明させられている。激務に耐えられず、4月には、事務方の秘書官も1人倒れて交代しました」
 二階氏が親中派としての地位を固めたのは森内閣時代。運輸相として観光業者に大号令をかけ、5千人の日中文化観光交流使節団を引き連れて、北京を訪れたのだ。
「中国政府も盛大な記念式典を開き、江沢民主席が参加した。二階氏は、そのとき江主席が話した言葉を石碑にして和歌山に建てようとしたほどです。さすがに地元の反対にあって、実現できなかったようですが」(別の議員秘書)
 少人数とは言え、ポスト小泉の総裁選ではキャスチングボートも握りそうな二階グループ。秋口にはあちこちで鯨料理の祝宴が開かれているかもしれない。
編集部 川村昌代

http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20060703-02-0101.html

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