Re: 恐ろしい放射能汚染 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/2/19 12:25 ◇生産者の試練終わらず 福島県郡山市の住宅地にある農産物直売所「鈴木農場」。1月下旬、2〜3畳ほどのスペースに大玉のキャベツや白菜が並んでいた。25年営業を続ける農家の鈴木光一さん(49)は、長さ約30センチの「御前人参(ごぜんにんじん)」を手につぶやいた。「味は誰にも負けない」 03年から毎年1品種ずつ、味にこだわった野菜のブランド化に取り組んできた。中でも2本198円の御前人参は、最大のヒットだった。新作のカボチャに取りかかろうとしていた矢先、東方約65キロにある福島第1原発で事故が起きた。 手塩にかけた作物の検査で、暫定規制値を超える放射性物質は検出されなかった。しかし、東京で農業関係者との懇親会の際、「あえて福島県産は選べない」と言われた。他県の農家から「来ないか」と誘いもあったが、「原発事故に負けたくない」と断った。 新基準値で、福島県産野菜は一層厳しくなるかもしれない。それに立ち向かおうと、鈴木さんは「おいしさの数値化」に挑んでいる。パッケージにQRコードをつけて、放射性物質の数値とともに栄養価や甘みなども数字で示す試み。農業試験場やNPO、大学など支援してくれる団体を探している。 子供の摂取量が多い牛乳の新基準値は、一般食品より厳しい1キロあたり50ベクレルになる。 雪印メグミルク(東京都新宿区)は、検査で問題のなかった原乳だけを扱う。北海道や東北など東日本各地産の原乳を混ぜて工場で製品化するため、生産者に「牛の飼料は自家製でなく、安全なものを購入して」と要請している。 |