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平成23年1月26日 東庄町議会第1回臨時会

投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/3/15 20:18

 本日、平成23年第1回東庄町議会臨時会の開催にあたり、所信表明の機会をいただき、誠にありがとうございます。先の町長選挙におきまして、議員各位をはじめ、町民の皆様方の多大なるご支持をいただき、第16代東庄町長として、重責を担わせていただくことになりました。私は、16年前の初当選以来、小さくともキラリと光るまちを目指し、多くの方々のご指導、ご支援を頂きながら、ひたむきに、努力を重ねてまいりました。今回の選挙は、その成果に、一定の評価をいただいたものと信じております。この選挙を通じて、私は、町民の皆様から、たくさんのご意見を頂きました。町民の声に真摯に耳を傾け、小さな町だからこそできる、きめ細かな行政を展開してまいります。東庄町に住む人々に、「この町が満足度ナンバーワン」といっていただけるような町づくりを、目指してまいります。

 新たな4年間の町政運営について、私の基本的な考えを述べさせていただきます。

 まず、町民の命を守ることは、町の使命です。台風や風水害、土砂災害、地震や火災から、町民の命を守るために、消防はじめ関係機関との連携を強化し、災害防止に努めてまいります。特に、一人暮らしの高齢者や、身体の不自由な方の実態を適切に把握し、避難誘導や救出がスムーズに行われるよう、見守りのネットワークを築いてまいります。

 次に、子どもは町の宝です。子どもたちが、健やかに、情操豊かに成長していくために、教育環境の整備を進めてまいります。学校施設については、小中学校の校舎、体育館、すべての耐震化が完了いたしました。今後は、教育の中身を一層充実させるため、先生方の指導力が十分発揮できる環境を整えてまいります。少子化が進む中で、昨年、町民のご理解のもと、5つの幼稚園を2つの幼稚園に統合いたしました。児童数の推移や子供たちにとってどのような教育環境が幸せであるか、大局的な見地から、小学校の統合を検討してまいりたいと考えております。

 子どもたちが、この東庄町で育ち、やがて、東庄町を支え、創っていってもらうことが、私の願いであります。「ふるさとが人を育み、人がふるさとを創る」。これこそが、私の理想とする地域社会であります。

 次に、子育て支援は大切な政策の一つです。子育ての経済的な負担を少しでも軽減するために、中学校3年生までの医療費の無償化を実施いたします。また、予防医療を充実し、病気の予防に努めます。細菌性髄膜炎の原因菌とされる小児肺炎球菌やヒブ、ワクチン接種により予防できるがんと言われている子宮頸がんについては、予防接種費用の全額公費助成をしっかりと予算化してまいります。

 次に、高齢者が生き生きと生涯現役で暮らせる町づくりをめざし、健康増進の施策を展開します。外出支援巡回バス「おでかけ号」をより便利にしてまいります。旭中央病院の往復便は、利用者も多く、増便したいと考えております。

 昨年は、所在不明の高齢者問題が大きな話題となりました。本町では、即座に一人ひとりの状況を確認したところであります。小さな町の良さを生かし、高齢者一人ひとりと向き合う、きめ細かな行政を展開してまいります。見守りのネットワークを築き、高齢者や障害のある方など、一人ひとりの状況を適切に把握し、健康管理、介護予防などの支援をしてまいりたいと考えております。

 町民の安心、安全を確保するため、東庄病院と旭中央病院の連携を強化してまいります。広域的な医療連携のなかで、東庄病院のリハビリ機能を充実させてまいります。リハビリ分野は、寝たきり予防の施策として、高齢化社会のなかで、とても重要な分野だと認識しております。

 また、保健、医療、福祉の一体的な取り組みが認められ、平成24年5月には、東庄町を会場として、全国国民健康保険診療施設協議会の地域医療現地研究会が開催されることとなりました。全国に町の取り組みを発信してまいりたいと考えております。

 次に、道路網の整備については、笹川新橋が開通し、北の玄関口が整備されました。
引き続き国道356バイパスの早期完成、北ルート、南ルートの整備促進を、国や県に要請してまいります。また、生活道路をはじめとして、町道整備、排水整備を進めてまいります。町道の改良率は県内でも高い位置にありますが、これまで、事情があってなかなか未舗装のまま改善されなかった生活道路に光をあて、関係者のご協力をいただきながら、整備を進めてまいりたいと考えております。

 次に、基幹産業である農業の振興については、国の政策が不透明な中、TPPへの参加が取りざたされ、農家の不安をあおる形となっております。全国町村会では、参加撤回を求める決議を行い、政府に撤回を要請しているところです。私も、今求められているのは、足腰の強い農業を確立するために、国がしっかりと政策を立てることであろうと思います。一方で、担い手の減少や高齢化が進む中で、大規模化や効率化の促進を図っていく必要があります。知恵を出し合い、経営感覚に優れた収益性の高い農家や農業団体の育成を図ってまいります。

 次に、商工観光については、商工会館が建設され、商工業の活性化に、更なる活動が期待されるところです。また、観光会館の改修や駅前の観光案内看板を整備いたします。観光協会との連携を密にして、観光ガイドの皆様等のご協力をいただきながら、観光客の受け入れ態勢を充実させてまいります。

 次に、町民の皆さんに、公民館をはじめ、公共施設を積極的に活用いただけるよう努めてまいります。図書館も蔵書を充実させて参ります。また、幼稚園の統合に伴い、3つの旧園舎を公民館分館として特徴ある用途で活用してまいります。町民の健康増進の基盤ともなる運動施設については、宮野台運動公園の照明施設の更新や、テニスコートの人工芝張替えを実施し、快適に利用してもらえるよう整備いたします。また、本町では、弓道も盛んで、弓友会が組織され、活発に活動しているところです。スポーツ広場に弓道場をつくり、活動を支援してまいります。議員各位ご承知のとおり、町内の旅館のひとつでは、弓道場をもち、大学生や高校生の合宿でにぎわっております。弓道による町おこしも期待されるところです。

 昨年は、20年に一度の東大社式年神幸祭が行われ、町内外から、大勢の観光客が訪れました。東大社、諏訪神社、左右大神をはじめ、地域の祭りは営々と継承された芸術文化であると同時に、最近薄れつつある地域社会の絆を再確認し、深めるものであります。大切に、将来の世代に伝承されるよう、努めてまいります。

 町づくりの主役は町民です。町民の皆様が何人か集まって、町の活性化のために「何かやってみたい」という思いを、できる限りバックアップしてまいりたいと思います。平成21年度に創設しました地域活性化事業補助金の制度を存続させたいと考えております。

 町の財政について申し上げます。本町の財政は、組織改革をはじめとする様々な行政改革が実を結び、その健全性が保たれております。しかしながら、昨今の景気の動向や、農業を基幹産業とする本町は、財政基盤が強固とは言えないことから、今後も、町税等の収納率の向上につとめるとともに、経費を節減し、選択と集中の事業展開を進めてまいります。

 「躍動」「連携」そして「地域力」をキーワードに、共に築きあう地域力がみなぎる町を目指した第5次総合計画の前期計画が平成23年度をもって完了することから、平成24年度から28年度までの5年間を計画期間とする後期基本計画を策定いたします。

 市町村合併が一段落し、東庄町は、周囲を大きな市で囲まれることになりました。5年後、10年後に近隣市が発展をとげたとき、引けをとらない町として東庄町も発展していたい。
 私は託された4年間を、「満足度ナンバーワンの町」をめざし、すべては町民のために、全身全霊を傾注し、邁進していく所存であります。

 議員各位におかれましても、今後とも更なるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。

(平成23年1月26日 東庄町議会第1回臨時会)



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