Re: 奈良が神奈川、千葉から放射能汚灰を受け入れ中 紀の川汚染の可能性ありか? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/3/25 0:10 家庭ごみ灰:奈良の産廃業者、神奈川の焼却灰拒否 「放射能不安」住民反対で /神奈川 ◇家庭ごみ巡り異例の中止 神奈川県内の家庭ごみ焼却施設から出た焼却灰を奈良県御所(ごせ)市で埋め立て処分していた同市の産業廃棄物処理業者が、「放射能が不安」という住民の批判で今月上旬から受け入れを中止していたことが分かった。灰の放射性物質は国基準の数十分の1で、焼却灰を搬出した神奈川県の自治体は「拒まれた理由がよく分からない」と困惑している。全国各地で東日本大震災関連のがれきや焼却灰の受け入れが検討されているが、家庭ごみを巡って受け入れ中止になったのは異例。【大久保昂】 搬出が中止されたのは、湯河原、真鶴両町が燃やした焼却灰。2月の測定で、1キロ当たり144〜490ベクレルの放射性セシウムが検出され、東京電力福島第1原発事故の影響があるとみられている。しかし、国が示している埋め立て可能な基準値(8000ベクレル)や、関西広域連合が設定予定の受け入れ基準値(2000ベクレル)を大きく下回っていた。 両町によると、焼却灰は湯河原町の最終処分場に埋め立てていたが、処分場から有害物質のカドミウムが漏出している可能性が指摘され、昨年12月に埋め立てを中止。灰からは問題になるほどのカドミウムが検出されておらず、代替処分先を探して御所市内の産廃処理業者に受け入れてもらった。今年1月27日から3月上旬までに約300トンを搬入した。 しかし、今月になって搬入を知った奈良県内の反対派住民らは、搬出元の両町に抗議や問い合わせをし、インターネットでの呼び掛けもあって電話は十数件になった。奈良県や御所市などにも電話が相次ぎ、産廃業者は「地元に迷惑を掛けられない」と7日に搬入中止を決めた。新たな受け入れ先は見つかっていない。インターネットでの呼び掛けに応じた奈良市の女性(39)は、「国の基準値は高すぎて問題外。がれきも灰も運び込まないでほしい」と話している。 環境省によると、家庭ごみの灰を巡って、放射性物質が基準値を下回るのに受け入れを拒否されるケースはあるが、搬入開始後に中止に追い込まれるのは異例。同省は「基準値はかなり厳しく設定している。理解を得られるよう努力したい」としている。 ◇湯河原の保管場所は2、3カ月で限界 奈良県内で埋め立てが中止されたのは、湯河原町真鶴町衛生組合が設置する美化センター(湯河原町吉浜)で燃やした焼却灰。同組合によると、中止後の焼却灰は23日現在で約130トンに上り、センター敷地内に1トン入りのコンテナバッグに詰め、ビニールシートで覆って保管している。 同組合の名川英明所長は「1日当たり7〜8トンずつ増えているが、保管場所は2、3カ月は持ちこたえられる。その間に新しい受け入れ先を探すが、新年度になれば何とか引き受けてくれるところが出てくるのではと期待している」と話している。【澤晴夫】 毎日新聞 2012年3月24日 地方版 http://mainichi.jp/life/ecology/area/news/20120324ddlk14040270000c.html |