Re: 生活保護で家が建つ? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/8/30 11:34:10 「魔女狩り」とは、まさにこのことである。 ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得したハンマー投げの室伏広治選手について、某女性週刊誌が驚くべき批判記事を掲載した。要約すれば『室伏選手が中学生の時に離別した実母が生活保護を受けているのに、室伏選手が援助をしていないのはけしからん』という内容である。お笑い芸人・次長課長の河本準一氏と同じだと言いたいのだろう。 この記事を受けて、ネット上では様々な意見が発信されている。概ね室伏選手に同情的なものが多いが、残念ながら賛否両論ある。記事に賛同する意見を読んで、私は実に悲しい気持ちになってしまった。株式公開を果たした某企業家が、自分を捨てて出ていった親から突然に支援を要求されて、悩んで対応の相談に来た事例を思い出したからである。 本当に室伏選手は、両親が離婚して離別した実母を支援しなければならないのか。 確かに民法には、実子は実の両親を扶養する義務があると定められている。しかし、この民法の法の趣旨は、親は子を二十歳まで扶養する義務を負うから、子も親を扶養する義務があるとするところにある。したがって、二十歳まで子を扶養する義務を果たさなかった親を、実母だから扶養する義務があると解釈するのは無理があろう。 http://www.excite.co.jp/News/column_g/20120830/Postseven_140016.html |