Re: 生活保護で家が建つ? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/9/13 9:52:06 外国人が日本の生活保護の不正受給で家を建てた例もあるんだな。 生活保護不正受給、“抜け穴”防げるか 2012.9.3 10:34 生活保護制度の“抜け穴”を狙った不正受給が神奈川県内で相次いでいる。7月にはベトナム人の元夫婦が偽装離婚を通じて生活保護費を詐取する事案も発覚。県警も自治体とタッグを組み、摘発に乗り出すが受給に向けたハードルを高めることにもなりかねず、困惑が広がっている。(川上朝栄) 裕福な生活 綾瀬市内の住宅地に建つ真新しい一戸建て住宅。この住宅に住むベトナム人のグエン・ティ・フン被告(46)と元夫のファム・バン・トン被告(48)が7月、同市から生活保護費244万円を詐取したとして県警に詐欺容疑で逮捕、起訴された。 グエン被告は難民として来日し、平成9年に永住権を得た。その後、「母子家庭で生活が困難」と訴えていたが、実際は18年11月に新築した住宅(3100万円相当)にファム被告と子供3人と同居していた。 さらに、グエン被告は「元夫から自宅から出ろといわれている」と、別居を装うため自宅近くにアパートを借りるなど偽装工作を敢行。23年9月から今年6月まで毎月約24万円、計244万円の生活保護費をだまし取ったという。ファム被告は近くの自動車部品工場に勤務。月給約30万円のほか、約100万円の預貯金もあった。 詐取した生活保護費を元手にグエン被告らは収入以上の派手な生活をしていたもようだ。月8万4千円の住宅ローン返済に加え、新車購入によるローン返済額は月3万2千円に及んでいたが、毎年のようにベトナムに家族旅行に行っていたという。近所の主婦によると、「自宅に大型テレビがあり、自慢していた」。子供を電子ピアノの習い事に通わせるなど、「裕福な家庭に見えた」という。 難航する実態把握 一方、綾瀬市は「(華美な生活実態には)全く気がつかなかった」と戸惑いを隠さない。 生活保護の申請の際には金融機関への預貯金照会やケースワーカーによる自宅訪問で生活実態の把握に努めるが、今回のように戸籍上だけ離婚してしまえば、自治体側も元配偶者の口座照会をすることはできない。 景気低迷で同市の生活保護受給者は今年4月時点で約700人を数え、1年間で70人増加した。ケースワーカーは昨年より1人増の9人となったものの、実態把握はなかなか追いつかない。 同市は民生委員に生活保護世帯の情報を提供しているが「あくまで相談相手としての役割を期待しており、生活実態の調査は難しい」としている。 悪質受給も増加 悪質な不正受給は相次いでいる。小田原市は8月、生活保護費を不正受給したとして同市の60代女性を詐欺罪で告訴した。女性は21年1月から22年10月までの間、収入を少なく申告し、計約153万円の生活保護費をだまし取っていた疑いがある。7月には県警が、生活保護費など約540万円を不正受給していた川崎市の右翼団体幹部を詐欺容疑で逮捕している。 偽装離婚をめぐっては同国人同士で手口を伝授している例もあるという。 不正受給に歯止めをかけようと県警と県などの行政は6月、不正受給の取り締まり強化に向けた連絡会を設置。今後、自治体と警察署で窓口を一本化するという。 しかし、自治体からは「生活実態の把握に捜査機関が入れば、プライバシー保護が保証できない」との指摘もあり、「申請のハードルを上げるようなことがあれば、孤立死増加を引き起こしかねない」との懸念は根強い。実際、他の自治体では保護辞退を促すことで餓死者が出てしまったケースもある。 連絡会では不正受給の手口解明などだけではなく、生活保護制度の改善に向けた提言を行うことも視野に入れる方針だ。 ◇ 生活保護の不正受給 全国の不正受給件数は平成21年度に約2万件で被害額は約102億円だったが、22年度には約2万5千件、約130億円に達した。神奈川県内の生活保護の受給世帯数は9万9120世帯(22年度)で保護費約2433億円が支給されたが、そのうち不正受給は1929件で被害額は10億円となっている http://sankei.jp.msn.com/region/news/120903/kng12090310380000-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/region/news/120903/kng12090310380000-n2.htm |