Re: (株)野半の里 倒産!! |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/9/21 20:38:02 破綻したかつらぎの温泉施設 ◎客520人から10億円募る 資金繰りに行き詰まったとして経営破綻(はたん)した、かつらぎ町佐野の温泉施設「野半(の・はん)の里」が、2003年ごろから温泉掘削などの事業資金として一口100万円で温泉の利用客ら約520人から約10億円を集めていたことが同社の代理人弁護士への取材でわかった。 □きょう債権者説明会 同社の負債総額約14億円のうち約7割に上り、代理人弁護士は朝日新聞の取材に対し、「資産売却の結果次第だが、全額返還するのは難しい」との見通しを示している。資金集めの手法については、社長が「違法性の認識はない」と代理人弁護士に説明しているという。 同社は21日午後、和歌山市内で債権者説明会を開き、社長や代理人弁護士らが破綻の経緯などを説明する予定。 民間信用調査会社などによると、野半の里は江戸時代の創業の酒造会社で、1996年から飲食店の運営を手がけた。02年ごろには温泉掘削を始め、03年に入浴施設をオープン。温泉を活用したアトピー性皮膚炎の治療施設などを運営し、県内だけでなく、大阪府や奈良県など関西地方からも客を集めた。昨年は約4億円の売上高を計上した。 だが、新規施設の開設や温泉の掘削などで多額の資金が必要となり資金繰りに行き詰まって、8月末に大阪地裁は同社からの申し立てを受け、破産手続き開始を決定した。 同社は温泉施設の建設当時から、温泉掘削などの事業資金を温泉の利用客らから一口100万円で募っていた。金銭消費貸借契約を結び、利息分として温泉の無料入浴券を渡していた。債権者の男性の一人が今年、一口100万円で3年間の契約をした際には、250枚(20万円分)の入浴券を受け取ったという。その際に、契約期間の終了後、未使用の入浴券は1枚800円で買い戻すと説明を受けたという。 この男性は「温泉はにぎわっていて、まさか破産するとは思わなかった。契約するときも、経営が苦しいという話はまったくなかった。なんとかお金を返して欲しい」と憤る。 県消費生活センター(和歌山市)によると、野半の里をめぐり、「貸した金が返ってくるのか」などの相談が20日までに3件あった。担当者は「お金を貸す契約で、貸し倒れのリスクを理解しないまま、貯金感覚で預けた人もいるのではないか」と話す。 (朝日新聞) http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001209210002 |