Re: ✓✓最新の全国世論調査でついに比例代表トップに大阪維新の会✓✓ |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2012/9/29 14:49:28 “橋下新党”崩壊危機!存在感薄れ…小沢と組む最悪シナリオも 大阪市の橋下徹市長(43)率いる「日本維新の会(維新)」の勢いが急速に衰えている。支持率急落に加え、合流含みで連携を打診していた安倍晋三元首相(58)が自民党新総裁に就任したことで、既成政党に対立する「第3極」としての存在感が薄れてきたのだ。安倍氏が、橋下氏を潰すことになるのか。「大阪維新の会(大阪維新)」幹部は「橋下氏が、保守色の強い安倍氏から離れ、“左旋回(=リベラル化)”して『国民の生活が第一』の小沢一郎代表と組む最悪のシナリオもあり得る」と危機感を示した。 「教育改革や憲法問題では価値観ががっちり合うが、選挙では戦わざるを得ない」 橋下氏は、安倍氏が自民党総裁に当選した26日夕、次期衆院選で、自民党と全面対決する方針を示した。消費税増税やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、原発政策など、立場が違う政策を争点に挙げた。 ただ、安倍、橋下両氏には、統治機構の根幹にかかわる政策で共通点が多い。民主党の支持団体である労働組合、特に日教組への敵愾(てきがい)心でも一致している。 維新幹事長である大阪府の松井一郎知事も「政策を実現するための努力は絶え間なくやっていく」と述べ、衆院選後の安倍自民党との連携に含みを残した。自民党出身の松井氏と安倍氏はたびたび連絡を取り合い、会合や会食をする仲である。関係者によると、維新サイドは今年春、安倍氏に党首就任を打診したという。 それだけに、在阪ジャーナリストは「橋下氏は安倍氏と直接会った際、『僕は安倍さんの次の首相でいいんです』とまで言って口説いた、という噂まである。維新は、既成政党にノーを突きつける『第3極』ということで期待されているのに、自民党と考え方が近いうえ、衆院選後に連携することが明らかなら、この期待感はしぼみかねない」と予測した。 安倍新総裁の誕生は、維新の内部統制にも影響を与えそうだ。 自民党総裁選の最中の17日、大阪市内で街頭演説が行われた。関係者によると、この日に安倍氏は大阪維新の地方議員約50人を集めて会合を開いた。安倍氏が「維新は国家観がない。本当の保守は自民党だ。維新に立ち向かっていく」と話すと、大拍手が起きたという。 もともと、大阪維新の府議団は、維新の国政進出について不満を持っていた。今月初めの会合では「いつのまにか国政進出が取り沙汰されている。わけの分からない国会議員が入るとか」(青野剛暁府議)、「われわれとパチモン(偽者)との違いは、はっきり確認しておかないと混乱する」(浦野靖人府議)などと、足並みの乱れが露呈した。 こうした動きを抑えるための「地方議員と国会議員を平等に扱う方針」については、国会議員側が難色を示している。 前出の在阪ジャーナリストは「自民党大阪府連が分裂してできた大阪維新には、幹部級に安倍総裁時代に当選し、考え方が安倍氏に近い議員が多い。松井氏もその1人だ。安倍氏と融和すれば衆院選で議席が伸びないし、全面対決すると内部の不満が爆発する。すでに裏では『自民党を応援する』という維新府議もいる」と内幕を語った。 支持率低下も直撃している。フジテレビ「新報道2001」の世論調査(20日実施)では、維新の首都圏での支持率は4・8%で、前週13日の調査(9・4%)からほぼ半減した。 選挙プランナーの三浦博史氏は「合流する国会議員を選定する公開討論会がターニングポイントだった。散漫で緊張感、シナリオがなかった。衆院選候補者の質も『橋下ベイビーズ』だ。これに対し、自民党は総裁選で大人の論争をして、政党支持率が上がった。『安倍氏の経験に賭けてみよう』という声が高まりつつある」と話した。 この傾向を受け、東日本での選挙を担当する大阪維新幹部は、こう懸念を漏らした。 「民主、自民両党がタカ派になったので、選挙を考えれば、中道左派的な政策を掲げた方が票になりやすい。大阪で選挙協力する公明党の応援も得やすくなる。橋下氏が最近になって『外国人地方参政権賛成』や『竹島の共同管理論』を言い出したのはその布石で、『自助・自立』を引っ込めて『社会福祉重視』に急旋回するのではないか。小沢新党には刺客を立てたいのに、逆に小沢氏と組みかねない。『選挙目当ての変遷』とたたかれる、最悪のシナリオだ」 一方、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「橋下氏はしばらく様子見だ。考え方の根本が近いので、衆院選後に、安倍、橋下両氏にみんなの党の渡辺喜美代表を加えた『オリーブの木』ができる可能性はある」と話している。 橋下氏は戦略の見直しを迫られているのか。 (夕刊フジ) http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120928/plt1209281811011-n1.htm |