仁坂知事に県会議員の政務調査費を返還させろと和歌山地裁が命令 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2013/1/31 13:57:41 政調費で毛髪活性剤、違法 和歌山地裁、県議支出で判決 和歌山県議(当時)ら40人が政務調査費約1億5200万円を目的外に使ったとして、市民団体が返還請求するよう求めた訴訟の判決が29日、和歌山地裁であった。高橋善久裁判長はうち39人の計7850万円を「必要経費とは認められず違法」と指摘。県知事に返還請求するよう命じた。 争われたのは2002〜05年度の政調費のうち、県条例などで領収書の添付義務がなく、目的外支出がまぎれやすいとされる「事務所費」「事務費」「人件費」の一部。違法とされた中には、年賀はがき代、毛髪活性剤(2499円)や映画「Shall we ダンス?」のDVDソフトの購入費(3591円)などが含まれていた。 判決は各議員の支出を1件ずつ精査。事務所の賃料や電話代などは、後援会活動など他の目的にも使われることから「社会通念上相当な割合」を超えた分は違法と判断し、一部を返還すべきだとした。県議が役員を務める会社の建物を政務調査用事務所とし、会社に政調費から賃料を支払っていた例では「賃料は実質的に議員の利益」としてすべて違法と認定した。 判決後に会見した原告側代理人の弁護士は「社会常識に照らして違法性がきちんと判断された」と評価。事務所費を全額返す義務があるとされた県議は「賃料は会社に支払っており、私個人の利益にはならない」と反論した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130130-00000040-asahi-soci |