Re: 市会議員って暇なの? |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2008/6/28 20:20:28 【紀州路から】会議は踊る…、市民不在の空転・和歌山市議会 2008.6.28 03:33 「会議は踊る、されど進まず」。19世紀のはじめ、ナポレオン戦争後のヨーロッパをどうするか話し合うため、各国の代表が集まったウィーン会議を揶揄(やゆ)した言葉だ。現在開会中の和歌山市議会でも、この言葉を思い起こすような事態が起きた。 6月定例会は初日から空転した。あらかじめ想定されていた正副議長の人事案件に対して、一部の議員から反対の声が上がったためだ。午前10時の開会時間になっても本会議は始まらず、断続的に議員間で調整が行われ、実際の開会は午後5時前。しかも時間延長の手続きをとるためだ。再び“密室での”調整が続き、正副議長が選出されて本会議が終了したのは、この日の9時近かった。 この問題の余波は、週明けにも及んだ。人事案を巡り、最大会派の「新和クラブ」が分裂し、新会派「市民クラブ」が誕生したことがきっかけだ。急遽、各会派間で調整が行われ、再び本会議がいつまでたっても開会されない事態に陥った。 いずれも当事者のセンセイたちは重要なことだと説明する。果たしてそうなのだろうか。本会議は、市民の生活にかかわる予算や条例などの議案を審議する場だ。本来は市民の代表たる議員が鋭く行政をチェックしなければならない。それにもかかわらず正副議長をめぐる密室の審議や“お家騒動”につきあわされる市民はたまったものではない。市民から「正副議長などは最初から選挙で決めればいいし、会派分裂の話は週末にでもやってくれ」という声が出るのも当然だ。 議会の空転と延長は単に時間の浪費だけではなく、待ちぼうけする市職員の残業代や光熱費といったムダにもつながる。なにより、時間をみつけて傍聴に訪れた市民にとっては迷惑な話で、市民不在の議会と批判されても仕方がない。 (産経新聞) http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/080628/wky0806280336005-n1.htm |