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投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2014/1/9 8:44:15 入札条件を通知後に変更 病院給食業務、落札者は当初要項で欠格 紀伊民報 1月7日(火)17時0分配信 和歌山県白浜町の白浜はまゆう病院が給食業務の委託先選定に際し、指名業者に一旦知らせた入札の参加条件を、なぜか3日後に変更していたことが分かった。欠格要件にあった「1年以内に行政処分を受けた者」について「県内において」という文言を追加する変更で、委託業務先に決まったA社(東京都)は、当初の条件では参加できなかった。 業者選定をめぐっては、選定作業中に病院側がA社の社員に「保健所員」と詐称させ、ライバル業者が使っている病院の調理場を視察させるなど不可解な動きもあった。参加業者からは「疑問が募る不透明な選定」との声が出ている。 白浜はまゆう病院の新館建設に伴う病院食提供業者の選定は、事業内容を競うプロポーザル方式で行われた。病院は昨年8月26日、入札の仕様書と応募要領を入札の指名業者7社に送付。入札の欠格要件は「プロポーザル開始前日までの1年間に、食品衛生法に違反したとして行政処分を受けた者」となっていた。 ところが、29日になって病院側はこの要件に「県内において」という文言を追加することを指名7社に連絡。30日に開いた病院での現場説明会でもあらためて変更を伝えた。 欠格要件を変更した理由について、病院は「指名7社には全国展開している所もあり、欠格要件により辞退する事業者が想定される。指名各社から幅広い提案をしてもらうという当初の目的により文言を変更した」と説明している。 A社は2012年12月、食事を提供した大分県の障害者福祉施設3カ所でノロウイルスによる食中毒が発生したため、同県から2日間の営業停止命令を受けている。入札に参加した他の業者は「要項が途中で変更されたのはどういうことか。特定の業者を優遇するための配慮ではないか」と疑問視している。 さらに、9月21日に行われたプレゼンテーションでは、当日の受け付けで病院側が参加業者の担当者にプロポーザルの評価内容や評価点数を非公開にするという文言を含んだ同意書にサインを求めた。参加業者からは「持ち帰って(上司と相談の上)後日提出では駄目か」との意見が出たが、認めなかった。 病院は非公開の理由について「評価内容や評価点数を公開した場合、参加した事業所に不利益を及ぼす情報もある」と説明。入札の欠格要件を変更したことや評価内容を非公開にすることを事前に知らせていなかったことについては「プロポーザル方式についての知識と経験不足で要項に不備があり、誤解を与えてしまった」と話している。 白浜はまゆう病院は白浜医療福祉財団(理事長=井澗誠町長)が運営している。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140107-00266214-agara-l30 |