Re: 海難1890 |
投稿者: 名無し 投稿日時: 2015/12/4 0:25:21 世界に串本伝える翼 2015年12月03日 ◇「海難1890」機内にプレート ◇救助の歴史・友好PR 日本とトルコの友好の歩みを題材にした両国合作映画「海難1890」(東映配給)の公開に合わせ、先月末就航した特別機に掲示する記念プレートを串本町が制作、運航会社の「ターキッシュ エアラインズ」(トルコ)に贈ることになった。 特別機の機体には「KUSHIMOTO」と印字されており、イスタンブール―関西空港を中心に世界の空で、両国友好の始まりの地である串本町をPRする。(福永正樹) 特別機は1890年にオスマン帝国の軍艦「エルトゥールル号」が串本町沖で遭難した際、地元住民の救難活動で乗員の命が救われたことにちなみ「KUSHIMOTO号」と命名。 イラン・イラク戦争があった1985年、テヘラン空港に取り残された在留邦人を救出するため、トルコ政府が飛ばした同社の救援機のデザインを復刻した。 初フライトした先月30日には成田空港で記念のセレモニーがあり、在留邦人の救援機に実際に搭乗していた元客室乗務員が、両国の国旗を振りながら当時の制服姿で最初に降り立った。 式典では、救援機で脱出することができた沼田準一さんが 「トルコは命の恩人。感謝しても感謝しきれない」 とあいさつした。 一方、機内に掲示するプレートは2枚で、それぞれ縦・横各30センチ、厚さ2ミリのステンレス製。 エルトゥールル号の遭難現場近くに建てられた慰霊碑のマークをデザインした。 遭難事故の年「1890」、テヘラン邦人救出の年「1985」、KUSHIMOTO号命名の年「2015」、トルコ語で永遠を意味する「SONSUZA」の文字とともに、「日本★トルコ 友好の翼」と刻まれている。 田嶋勝正町長が3日夜、関西空港で、ジェム・アルデミル・同社大阪支社長に手渡す。 機内の乗降スペース付近に設置される予定で、田嶋町長は 「特別機が世界中の空を飛び回ることで、串本の名が、平和と友好の象徴として多くの人に知ってもらえればうれしい」 としている。 |