Re: 大橋市長も,政治的・道義的責任をとるべきだ。 |
投稿者: 匿名 投稿日時: 2006/10/5 13:24:59 この事件が10月2日,的場・市長公室長と元市長特別秘書の2名を略式起訴,その他の10名を不起訴(起訴猶予)にしましたね。 市職員ら上記の行為から今回,公務中にしかも,「市役所ぐるみ」で,大橋市長の選挙応援活動を行っていた事実が明らかになりました。このような「市役所ぐるみ選挙」は,選挙の公正と自由を侵し,憲法で保障された職員の思想・信条の自由を踏みにじる重大な違法行為です。 関係者は,市役所ぐるみの組織的動員が「慣例」化していたといい,悪意なく行ったような印象を与えていますがとんでもありませんね。これまでも「市役所ぐるみ選挙」が行われていたとすれば,市民を愚弄するのも甚だしいといえます。選挙を歪め市政をも歪めてきたのですから市民に対する重大な背信行為であり許し難い問題と思います。 その上,この問題は,大橋市長自身が「市役所ぐるみ選挙」に直接関与していなかったとしても,大橋市長の当選のために,公選法を侵す犯罪行為を部下だった複数の者が行い,選挙の公正と自由を侵す「市役所ぐるみ選挙」を行っていた以上,市長の地位が「市役所ぐるみ選挙」の上に築かれた地位であるとの疑念が払拭できず,真に市民が信任を与えた地位とは見なしがたいという重大な問題がはらんでいるといえます。 大橋市長は,問題の演説会に集まった約250人のうち大半が市の職員だったと言われていますので,舞台から見れば,異常に市職員が集まっている状況が把握できた可能性が高くあります。市職員が異常にたくさん集まっている状況を異常とも思わなかったのでしょうか。 このような状況からすれば,大橋市長は,市職員が「市役所ぐるみ選挙」を行っていたことを知らなかったとはいえないと思います。 これらの捜査で,この間に,172人に及ぶ職員が,県警の事情聴取をうけ,検察庁の事情聴取も相当あったといわれており,正常な職務の遂行に支障があったと推量される事態に陥っていたことも問題です。 原因は,すべて,大橋市長の当選のために行った違法行為であるだけに,市長も無関係とはいえないでしょう。 従って,犯罪行為にかかわった市職員らに厳しく対応されることはもちろんですが,大橋市長も,直接の関与がなかったとしても,無関係とはいえない上,市長の地位が「市役所ぐるみ選挙」の上に築かれた地位であるとの疑念がある以上,市長自身に,政治的かつ道義的な責任があり,この点の責任をきちんととるべきだと思います。 |