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3番の記事
Re: 国鉄民営化30年〜紀勢線はどう変わった?

投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2017/1/13 1:38:53

国鉄民営化30年/9 地方のあり方、示したい /和歌山
毎日新聞2017年1月12日 地方版

「今までと同じようにやっていてはもたない。いかに簡素で、軽量で、その地域に暮らす人たちが使いやすい形にしていくか」 民営化後採用で初の和歌山支社長・伊藤義彦氏
 人口減や道路網の整備を背景に、鉄道の乗客数が年々減っていく中、鉄道業界はどこへ向かうのか。1987年のJR西日本誕生後の入社組で初の和歌山支社長となった伊藤義彦支社長(51)に、国鉄の分割民営化後の30年と、鉄道の未来について聞いた。【聞き手・稲生陽、成田有佳】
 −−民営化で何が変わったか。
大きかったのは、自分たちで、それも西日本を中心に経営を考えられるようになったことです。それまではやはり国の機関でしたから、乗客目線というより国の方針が最優先。ニーズよりも先に計画があった。お客様に対しても、悪く言えば「乗せてやってんねん」というところがあったと思います。こちらは「親方日の丸」でつぶれない、と思っていたわけですから。
 それが、独立した民間企業になったことでかなり変わりました。それまでの東京一極集中を脱し、政治に言われるがままでもなくなり、民間企業として利用をどう増やすかを純粋に考えられるようになりました。ただ、私鉄王国・関西の他社と比べれば、まだまだこれからだとも思います。
 −−この30年を振り返ると。
 最初の10年は「国鉄」を払拭(ふっしょく)しようと、がむしゃらに民営化に向かっていた時代でした。96年の株式上場後は、安定しつつも民間企業としてのあり方を模索した10年。そして、2005年に福知山線脱線事故が起きました。安全がないがしろになっていたわけではないでしょうが、やはりいろいろと無理していた部分がゼロではなかったのかなと思います。もう一度地に足を付けて、走り方を見直しているのがこの10年ですね。
 −−人口がますます減少していく次の30年に向けた鉄道のあり方は。
 関西の私鉄の事業モデルは、沿線の住宅開発やデパートなど、鉄道だけにとどまらない産業を通じて乗客を増やすというもの。それは人口増の時代のモデルであり、人口減の始まった今は、これまでと全然違うモデルが必要です。
 一方で、道路はどんどん便利になっています。和歌山のことを思えば、高速道路の延伸は県の発展のために必要ですが、その中で、「鉄道だけで頑張れ」というのは正直、難しい。例えば、バスは公的機関が作ってくれた道路を走ればいい。しかし、鉄道というのは線路の維持まで全てを自らが負う事業です。鉄道に高速道路と戦えと言われても戦えません。駅のトイレを地元で負担・管理してもらうとか、駅だけでなくレールも地元に設置・維持費用をもってもらうとかしないと維持できなくなる時代がくるかもしれません。
 今までと同じようにやっていてはもたない。いかに簡素で、軽量で、その地域に暮らす人たちが使いやすい形にしていくか。鉄道という分野から、新しい地方のあり方を示していきたいと思います。
 ■人物略歴
いとう・よしひこ
 大阪出身。慶応大経済学部を卒業後、1989年にJR西日本に入社。福知山線脱線事故当時の神戸支社人事課長や本社人事部担当部長、IT本部担当部長などを経て、昨年6月から現職。卒業論文のテーマは「東京一極集中下における関西圏のあり方」。


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