Re: 紀陽銀行 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2008/12/4 17:05:17 特に企業においては収益をあげるために必要不可欠な「売上」「生産コスト」の2点において、それぞれ「売上が低迷する」「仕入れコストが増大する」というマイナスの要素が指摘されている。モノを作るコストがかさめば(販売単価が変わらなければ)利益は減るし、売上そのものが減れば当然在庫は増え、利益も減少する。金融機関の貸し渋り・貸しはがしが社会問題化しているが、現時点ではすでにそれ以上に、資源高と景気そのものの低迷が、企業に大きな影響を与えていることが分かる(もちろんそれだからこそ、金融機関の貸し渋り・貸しはがしが致命傷になりかねないのだが……)。 仮に【株価下落で頭を抱えていた銀行が何とかなるかも!? 金融庁、自己資本比率規制の特例措置案発表】などの施策で金融機関の貸し渋り・貸しはがし状態が改善のきざしを見せても、景気そのものが安定・回復しない限り、企業の資金繰りが良くなるのかどうか、疑わしいところがある。幸いにも資源高の要素については世界的な不景気に伴う需要縮小や投機マネーの事情から収まる傾向にあるが、売上低迷については景気が回復しないと解決できないだろう。 今後も引き続き、とりあえず直近においては色々な意味でピークに達しうる年末に向けて、今まで以上に状況を注視していく必要があるものと思われる。 |