Re: 紀陽銀行 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2008/12/13 10:35:52 再び始まった「貸し渋り」 中小企業倒産で経済さらに悪化か 日銀の調査によると、2007年度通年で、国内銀行の貸出金残高は約404兆円と1.4%増加したものの、中小企業向け貸出金残高は約182兆円と3年ぶり1.8%減少した。 貸出金全体が増加した背景には、昨年の年央まで景気の回復基調が続き、企業の資金調達が増加傾向を示したことに加え、金融機関の積極的な営業活動が奏功したことがある。問題は、資金調達手段が限定され、しかも、原油や穀物価格の高騰で、一般的に経営状況が苦しくなりつつあると見られる、中小企業向け貸出しが減少傾向を辿っていることだ。 こうした現象は今回に限ったことではない。景気上昇の傾向がピークアウトし企業倒産が徐々に増加すると、金融機関は、信用状態が相対的に良好な大企業などに貸出しをシフトする傾向が強まる。これは、不良債権を増やしたくない金融機関からすれば、当然の行動と言えるのだろうが、資金繰りに苦しい中小企業側から見ると、かなり厳しい現実といわざるを得ない。足許で、景気減速の鮮明化に伴って、また“いつか来た道”を歩み始めているようだ。 |