| Re: みなべの梅泥棒 |
投稿者： 名無しさん 投稿日時： 2018/10/14 2:23:48 梅干し盗難 和歌山でやっと摘発 仲買人ルートで売却か 毎日新聞2018年10月13日 12時28分(最終更新 10月13日 12時44分) 和歌山県みなべ町の倉庫から昨年１２月、梅干し入りのたる約１６０個を盗んだなどとして男２人が９月、県警に逮捕された。梅の生産量が日本一の同県では２０１２年以降、同様の被害が１２件起きているが、摘発は初めて。県警は実態が見えづらい仲買人ルートで売却したとみて調べる。 被害にあった梅農家山ノ内利夫さん（７１）は「逮捕を知り安心したが、損失は大きい」と悔しがる。高級品種「南高梅」の中でも高価なＡ級ばかり盗まれた。被害額は１４４万円相当。昨年は不作で取引価格が高騰し、Ａ級１０キロに約９０００円の値がついたという。 逮捕されたのはレッカー作業員、森一樹容疑者（３６）＝同県御坊市＝ら２人。「盗んだ後、複数の加工業者に売却を持ち掛けた」と供述している。 森容疑者には梅干しの仲買人の経験があった。仲買人は農家からたる詰めされた梅干しを買い集め、大きさや品質をそろえた上で塩抜きや味付けをする加工業者に売る。一方、ＪＡや一部の業者は仲買人を介さず、農家から直接、買い取っている。 みなべ町などによると、仲買人の多くが個人事業者で資格や許可は必要なく、人数などは不明。ある農家は「梅の価格が上がると見知らぬ仲買人が増える」と話す。 県警は森容疑者らが仲買人として紛れ込み、加工業者らに梅を売ったとみて捜査。森容疑者の倉庫からは、山ノ内さんの氏名などが記載されたラベルがたるから剥がされた状態で見つかった。県警は売却の際に生産者を偽るため、別のラベルに貼り替えたとみている。 みなべ町の仲買人の男性は「信用で成り立つ商売。イメージダウンは死活問題だ」と語る。 ある加工会社は数年前にほとんどの仲買人との取引をやめ、農家との直接取引に切り替えた。社長は「出所の分からない梅を売りに来る仲買人もいて、盗品売買の抜け道になっている可能性もある」と指摘。「仲買人を登録制にしたり、生産証明の仕組みを見直したりするなど、業界全体で対策が必要だ」と求めた。（共同） http://mainichi.jp/articles/20181013/k00/00e/040/273000c |
