Re: 和歌山市役所が工事への不当介入を手助け |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2019/10/24 9:23:26 自治会長、"協力金"詐欺 容疑で再逮捕 落札業者に「地区のため」 和歌山 毎日新聞2019年10月24日 09時22分(最終更新 10月24日 09時22分) 地元自治会への協力金名目で公共工事を請け負った業者から現金をだまし取ったとして、和歌山県警和歌山西署などは23日、和歌山市三沢町2の芦原地区連合自治会長、金井克諭暉(よしゆき)容疑者(63)を詐欺の疑いで再逮捕した。捜査関係者などによると、金井容疑者は長年、複数の業者から「協力金」を受け取り、和歌山市役所職員らはこうした事態を把握しながら、放置してきたという。 逮捕容疑は2014年度に和歌山市が発注した同地区の公共工事を落札した業者に対し、個人で受け取るつもりなのに「芦原地区のために協力金として30万円を納めてほしい」などとうそを言い、現金をだまし取ったとされる。「事実については覚えていない」と容疑を否認しているという。 同署によると、受け取った30万円は同自治会の口座には入っておらず、金井容疑者が私的流用したとみている。 捜査関係者などによると、金井容疑者は2012年から芦原地区の連合自治会長に就任。就任時から市の担当者に指示し、芦原地区の公共工事を落札した業者を「あいさつ」に連れてこさせていた。地区への「協力金」名目で落札金の一部を支払わせ、その金を私的に流用していたとみられる。 金井容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に対し、協力金名目で業者から現金を受け取る行為は「やっていない」と否定していた。 金井容疑者は、無許可でスナックを経営したとして今月2日、妻の福井さつき容疑者(51)と共に風営法違反(無許可営業)などの疑いで逮捕された。和歌山地検は23日、金井容疑者を処分保留で釈放。福井容疑者は罰金50万円の略式命令を和歌山簡裁に受け、即日納付した。【木原真希、砂押健太】 容疑者「落札額の3%ほしい」/市職員も把握、放置 金井容疑者に「協力金」を支払ったという和歌山市内の建築事務所の建築士が毎日新聞の取材に応じた。金井容疑者から「(落札額の)3%」を支払ってほしいと言われたという。 建築士によると、2016年に市が発注する芦原地区での設計業務を落札。市の担当者から「自治会にあいさつに行ってほしい」と言われた。市の担当課職員数人と共に、和歌山市芦原地区会館(同市雄松町4)を訪問。金井容疑者の「会長室」に通されると、金井容疑者は市の職員に対し、「落札額いくらか」「何も資料持ってないんか」などと矢継ぎ早に質問し、言いよどんだ職員を怒鳴りあげた。その後、男性の父親だけ会長室に残るように言われ、金井容疑者から「(落札額の)3%ほしい」と言われたという。 建築士は金井容疑者から金銭を要求されたことを同行した市役所職員に当日電話で相談した。職員には「(金井容疑者から金銭の要求があったことは)なかったことにしてくれ」と言われたという。建築士は「支払わないと設計に注文をつけられるなど面倒なことになるかもしれない」と思い、現金85万円を会長に直接手渡し、「芦原地区連合自治会」の領収書を受け取ったという。 https://mainichi.jp/articles/20191024/k00/00m/040/033000c |