Re: 公務員の不祥事情報 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2009/2/19 13:38:58 拘束中男性、防声具で窒息死認定──大阪地裁「違法使用」、和歌山県に賠償命令 2009/02/19配信 和歌山東署で2004年、口をふさぐ防声具を着けられた拘置中の男性(当時52)が窒息死したのは違法な拘束が原因として、遺族が国や和歌山県に約1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は18日、「防声具などの違法な使用と死亡に因果関係がある」と認定し、県に約5800万円の賠償を命じた。国への訴えは退けた。 判決理由で小野憲一裁判長は、署員らが防声具と身体を包む鎮静衣の同時使用の禁止など利用法を十分に理解していなかったことを指摘。「防声具を2重に装着し、布団をかぶせて監視が十分にできないようにしなければ死亡しなかった可能性が高い」と判断した。 こうした使用法は警察庁の通達や県の留置規程に反しており、小野裁判長は「拘束具の使用方法を教育する義務を怠った」と述べ、署長や留置主任官の責任も認めた。 拘束具の使用自体は適法とした。 男性の死亡を巡っては、同署員3人が業務上過失致死罪で罰金50万円の略式命令を受け、確定している。 三原秀隆・和歌山県警首席監察官の話 判決を真摯(しんし)に受け止め、再発防止の徹底を図る。今後の対応については判決内容を精査し関係機関と協議する。 |