Re: 酒直ビル 鉄パイプ落下致死事故 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2020/11/16 17:48:57 和歌山 鉄パイプ落下死亡事故 建設会社社長ら2人を書類送検 2020年11月16日 17時20分 去年11月、和歌山市のビルの工事現場から解体中の足場に使っていた鉄パイプが落下し、近くを歩いていた男性が死亡した事故で、警察は現場で作業を行っていた建設会社の社長ら2人を16日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。 書類送検されたのは、和歌山市の建設会社「ヒロケン」の本田博則社長(38)と、工事の元請け業者で現場責任者を務めていた和歌山市の「SIGN TAKASE」の高瀬睦信代表(43)です。 去年11月、和歌山市のビルの工事現場で、12階の屋上付近に設置された足場の解体作業中に重さが5キロほどの鉄パイプが落下し、近くを歩いていた大阪 中央区の銀行員、板垣智之さん(26)が亡くなりました。 警察によりますと、現場で作業をしていたヒロケンの社長が安全を確認しないまま鉄パイプを固定する金具を外したため、落下した疑いがあることが分かったということです。 また、現場責任者は、現場では事故の4日前にも誤って鉄パイプが落下していたのに、防止対策を徹底していなかったということです。 このため警察は2人を16日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。 遺族「安全対策徹底を」 事故から1年を前に、亡くなった板垣智之さんの遺族が初めてNHKの取材に応じ、工事現場での安全対策を徹底するよう訴えました。 このうち、板垣さんが中学生のときまで一緒に暮らしていた祖母はインタビューに応じ、「自慢の子で誰からも好かれていました。人が困ってたらすぐ助けに行く、そんな子でした」と話しました。 板垣さんは当時、大阪で妻と1歳になる子どもと3人で暮らしていて、勤務先の銀行の和歌山市内の支店に通っていました。 事故が起きたのは通勤中で、同じ場所では4日前にも鉄パイプが落下していたことが警察の捜査で分かっています。 祖母は「前に1回、鉄パイプを落下させていたら、二度と繰り返さないようにするのが普通だと思う。それを怠ったということは、人の命を軽く考えていたと思う」と話していました。 一方、板垣さんの両親はNHKに手記を寄せ、「もうすぐ一年が経とうとしてますが、あの日の光景が今も思い浮かび、なぜ、どうして、と毎日同じ事を考える日々を過ごしています」と悲しみをつづりました。 そして、ことし9月に神戸市の工事現場で鉄パイプが落下し、通行人2人がけがをする事故が起きたことに触れ、「先日神戸でまた鉄パイプが落下したという記事を新聞で目にし、被害者の方々に心よりお見舞いを申し上げますと共に、憤りを感じました」と記しました。 そのうえで「落下するミスを前提に考え、安全確認を徹底して慎重に作業を行って頂きたいと思っています。26才の若さで突然に亡くなってしまった息子の無念を考えると、息子の命を無駄にしたくないという思いがあり、私達はこの場をお借りし、工事関係の方にお願いしたいと思っております」として、工事現場での安全対策を徹底するよう訴えました。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201116/k10012714351000.html |